愛されたいと願う主人公ですが、相手には伝えることができません。
いつも目覚めるとそこには自分だけ。
ついさっきまで一緒にいたはずなのに、朝になると現実を突きつけられます。
自分に正直になれないのか、嫌われるのが怖いのか…。
愛してほしいという言葉がいつも出ないのです。
むなしくて切ない気持ちが渦巻いています。
好きは難しい
閑散と暮れるだけ
きっと、誰も見ないエンドロール
期待しないくらい叶いそうないなぁ
夢は夢でしかない
出典: hazama/作詞:上野シュン 作曲:上野シュン
いつも通りの朝を迎えて、何事もなく日は沈んでいく。
現実は何も変わりません。
それでもふと思い出す好きな人のこと。
しかし恋愛において、相手に期待しすぎると傷つくことがあります。
そんなことなら初めから期待しない方がましです。
好きな人には会いたいし愛されたいけれど、相手の気持ちはわかりません。
所詮、夢は夢なのだから。
自分が傷つくのが怖くて、相手の出方ばかりをうかがっている主人公。
どうせ本音が言えないのなら、いっそ夢のままでいいとさえ思っています。
愛されない
時間は2度と戻らない
言い訳のできない elapsed time
死へ向かうだけの日々なんてもういい終わりにしようぜ
出典: hazama/作詞:上野シュン 作曲:上野シュン
elapsed timeは経過時間を意味します。
過ぎた時間は戻ってきません。
愛されたいのに本音を言えない自分。
何かと言い訳を作って逃げてばかりいてはいけないのです。
あのとき言っていたら、行動していたら…。
そんな後悔をしても時間は戻りません。
だからこそ今この瞬間を大切に、悔いのないように過ごす必要があります。
傷つくのが怖い
本音を言わないで過ぎていった時間。
後悔しても遅いけれど、実は本音を言うのが怖いということもあります。
何も言わなかったらそれまでで、何も起こりません。
しかし本音を伝えてしまうと、後戻りできなくなります。
相手も同じ気持ちだったらいいですが、もしそうじゃなかったら…。
関係がギクシャクしたり、気まずくなったりすることがあるかもしれません。
過ぎた時間はもちろん戻りません。
しかし自分の気持ちを伝えることで傷つく可能性があるなら、言いたくないのです。
自分を守るために言わないという選択もあるのでしょう。
このまま時間が止まれば
愛されたいんだ
このまま夜に
枯れる陽の中、眠り、逢えたら
触れた指が朝になって解ける
私だけを置いて
出典: hazama/作詞:上野シュン 作曲:上野シュン
夢でしか会えない愛しい人。
本音も言えず、ただただ切ない日々を送っています。
そんな寂しさを埋めるように恋人は絶やしません。
それが浅はかな恋だとしても、人の温もりを求めているのです。
しかしそんなことをしていても一層寂しくなるだけで何も解決しません。
みんなと同じようにご飯を食べて眠って、遊ぶという何不自由ない暮らし。
それに恋人までいたら心も体も満たされているはずです。
しかし何かが足りないのです。
愛してほしい人に愛されない。
そんな孤独感にもがき苦しんでいるのかもしれません。
愛し愛されたい
素直な気持ち
愛されたいんだ
一度だっていいから
愛したいんだ
いつかは忘れてしまう明日を笑えるように
出典: hazama/作詞:上野シュン 作曲:上野シュン