今日の晴れの日から打って変わって明日はきっと苦労の日となるかもしれませんが、それでも二人で坂を登れば怖くはないでしょう。
そしておそらく「ふたり坂」ですから、この晴れ舞台というのは結婚式のことを意味しているのではないでしょうか。「縁」とあることですし。
「縁」というのは日本や中国独特の思想で西洋ではみられない考え方です。これを歌うことができるのが演歌であり、日本の歌であるのです。
つまり、日本独特の思想や文化を歌い上げているのが演歌のひとつの魅力だといえるでしょう。
三番の歌詞
吹けばとぶよな 小さな木でも
枝は栄える 葉もしげる
門出うれしい 祝い酒
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=31983
結婚したとはいえこれから愛や縁をはぐくんでいく二人です。そのことを「祝い酒」では、これから大きくなっていく木にたとえています。
二人次第でどこまでも根を伸ばし、栄えていくことができます。そのスタートを祝う酒は格別の美酒であることは間違いないでしょう。
「祝い酒」まとめ
以上、名演歌歌手・坂本冬美さんの「祝い酒」について概要と歌詞の内容をご覧いただきました。
結婚という門出を祝う歌であることがよくわかったかと思いますが、「結婚」と言わないところが何ともカッコいいですね。
こうやってダイレクトに物事を示さないほうが、逆に意味が深く伝わることはよくあることです。
そんな言葉足らずと思いきや、想像次第でどこまでも意味を膨らませることができるのが演歌の歌詞の魅力だといえましょう。
長い歌詞で歌ったほうが伝わるときもありますから一概には言えませんが、短く端的に述べた創作品のほうがたくさんのメッセージ性をもつのかもしれません。
そしてそんな端的なフレーズを歌に乗せることができるのが日本語と演歌の魅力です。
英語のほうがTwitterで投稿できる文字数が多いように、英詞ではこうもいきませんからね。いちいち"I"を述べないといけませんし、26文字のアルファベットのみを使って表現しないといけませんから。
そんな素晴らしい楽曲をぜひ聴きこんで、価値ある日本の伝統と文化を引き継いでいこうではありませんか。
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