「楽園」ってどんな曲?

全体的に激しさのあるメロディー

「楽園」はイントロからノイジーなギターサウンドで始まります。

Aメロでは複数のコーラスが入っているため、ボーカルにもエフェクトがかかっているのではと感じるほど。

イントロの途中からギターの高いサウンドが聞こえてきますが、これは警鐘の様にも聞こえます。

「楽園」の歌詞がもたらす危険な内容に合わせているものではないでしょうか。

終始バンドサウンドな為、とても激しくメロディーになっているのが特徴です。

聴かせるというよりは、リズムにのらせるという表現が正しいかもしれません。

激しいメロディーにあった歌詞についてこの後解釈していきますがその前に…。

Acid Black Cherryがフリーで行った「楽園」のライブ映像をご覧ください!

パフォーマンスがカッコ良すぎる「楽園」のライブ映像!

舞台は富士山が見えるあの場所!

このライブ映像は2011年に開催されたフリーライブのものになります。

場所はあの絶叫系アトラクションで有名な「富士急ハイランド」

富士急ハイランドには大きな駐車場を挟んだ反対側に「コニファー・フォレスト」というイベント施設があります。

主に有名なアーティストの野外イベントの会場として使用されており、ABCの動員数はなんと4万人

横に広い客席となっている為、後ろの方でもステージは割りとよく見えます。

しかし、富士五湖の近くにある為、雨になると霧が発生しやすくステージから遠い席は何も見えなくなってしまう事も。

このABCのライブ映像の様に晴天に恵まれれば空気も綺麗で富士山も見る事ができる素敵な会場なのです。

そんなコニファー・フォレストで開催されたABCのライブ映像は暑そうですがとても盛り上がっていますね。

ライブの熱量がしっかり伝わってくる映像です。

ファンのヘッドバンキングにも注目!

「楽園」のライブ映像を見ていると、ファンは思い思いに楽しんでいます。

そしてABCのメンバーもとてもノリノリでyasuさんのパフォーマンスに思わず見惚れてしまいそうです。

昼間ということもあってか、客席の様子が良くわかりますね。

途中ファンのヘッドバンキングも映るのでなかなか見ごたえがあります。

曲中でyasuさんが客席に掛け声を求めていますね。

その中で「咲け!」と何度か繰り返しているのがわかるでしょうか。

その掛け声に合わせてファンも両手を広げているのがわかります。

この「咲け!」とは、ヴィジュアル系バンドのファンの所謂バンギャルののり方の1つです。

好きなメンバーに対して両手を広げ名前をコールするのですが…。

どんな意味があるのかはひ・み・つ♪

それにしても、とっても楽しそうなライブ映像でしたね。

「楽園」収録のアルバム「BLACK LIST」にはコンセプトが!

七つの大罪がコンセプト

【Acid Black Cherry/楽園】歌詞の意味を解釈!抜け出せない過激な大人の楽園は警鐘?!の画像

アルバム「BLACK LIST」にはとあるコンセプトが存在します。

それは「七つの大罪」です。

「七つの大罪」とは人間を罪に導く恐れのある感情の事を言います。

その中でも「楽園」は「欲望」というコンセプトで作成された楽曲です。

この後紹介する過激な歌詞の内容を見ていただければわかる様に、「性」に関する欲望について歌われています。

できるだけオブラートに包みながら「楽園」の歌詞を解釈していきましょう。

欲望にまみれた1人の女性

望んでそこにいるのか

感じないぬくもり…この楽園は
光と純潔を奪い取った
寒い孤独を与えた
私のすべてを変えてしまった…

出典: 楽園/作詞:林保徳 作曲:林保徳

「楽園」が意味する場所とは一体どのようなところなのでしょうか?

恐らく昔でいう遊郭のような所ではないかと考えられます。

彼女はその「楽園」に売られたのか…自ら進んで行ったのか…。

歌詞の中には「奪い取った」や「変えてしまった」という表現があります。

その場がどのような所か事前に予想していたわけではなさそうですね。

「楽園」が思い描いていたような優しい所ではなかった。

「希望」や「純潔」を失い、孤独と戦ううちに段々と彼女は豹変してしまったのかもしれません。