JUJUの「いいわけ」とは?

JUJUの「いいわけ」は35作目のシングルで、2017年10月11日に発売します。

現在放送中のNHK総合ドラマ10「この声をきみに」の主題歌としても話題となっているこの曲は前作から7ヶ月ぶりのシングルとなりました。

JUJUのライフワークであるジャズ×小林武史=ドラマチックなラブソング!

JUJU「いいわけ」はドラマ『この声をきみに』主題歌♪小林武史プロデュースの新曲が気になる!の画像

12歳の頃からジャズシンガーを目指していたというJUJUにとって、毎年「JUJU JAZZ LIVE」と題してライブを行なっているくらいジャズは切っても切り離すことができない関係です。

そんなJUJUのジャズに新たな風を吹き込むような一作が「いいわけ」であり、My Little LoverMr.Childrenのプロデューサーとして有名な小林武史がプロデュースしました。

「いいわけ」はJUJUのライフワークであるジャズと、JUJUの切なく甘く響く歌声、ドラマチックな展開を見せるストリングスが掛け合わされた、大人のラブソングです。

JUJUの「いいわけ」の歌詞を紹介!

JUJU「いいわけ」はドラマ『この声をきみに』主題歌♪小林武史プロデュースの新曲が気になる!の画像

JUJUの「いいわけ」はNHK総合ドラマ10「この声をきみに」の主題歌です。

このドラマは、竹野内豊が演じる、言わなくても伝わっていると思い込んでいる偏屈な数学講師穂波孝が主人公で、そんな主人公に妻も愛想を尽かし、子供を連れて出て行ってしまうところから物語がスタートします。

そして、孝が人生を変えるために行った朗読教室で、思わぬ出会いが...?

果たして、孝は朗読を通して変わることができるのか。

朗読課題として登場する作品も教科書でおなじみの「くじらぐも」から森鴎外の山椒大夫、中原中也の「月夜の浜辺」など、読書好きにも、そうでない人にもたまらない内容です。

そんな言葉の大切さも教えてくれる、「この声をきみに」の主題歌となった「いいわけ」は、言わなくても伝わっていると思い込んで人間関係を蔑ろにしたことから、妻や子供に愛想をつかされ、講師を務める大学でも嫌われている主人公のような男性に恋をしている女性の視点から歌ったラブソングとなっています。

愛する人から欲しい言葉がもらえないという、切ない大人のラブソング歌詞の世界にじっくり浸ってみてください。

ありのままの言葉であなたを愛したい

ありのままの言葉で あなたを愛したいの

目を逸らせば幸せを 演じられるの?
Ah ため息でごまかしてもこの胸は痛い
うまく言えない感情を 持て余すほど

出典: https://twitter.com/astrology_tarot/status/916719007532756992

「うまく言えない感情を 持て余すほど」相手のことが好きなのに、本当の気持ちから目を逸らして、うわべだけの幸せを演じようとする相手に胸を痛めている女性の心情が歌われた歌い出し。

「ありのままの言葉で あなたを愛したいの」という歌詞には、自分の気持ちを全て「あなた」に伝えてまっすぐに愛したい、そんな付き合いをしたいという想いが込められています。

しかし、そんな想いとは裏腹に好きな人は、それを求めていないのです。

人との付き合い方は人それぞれですが、嫌いな相手となら上辺だけの付き合いで良くても、好きな相手となら真っ向から向き合いたいと思う人の方が多いのではないかと思います。

しかし、好きだからこそ、嫌われたくない、嫌いなところを見たくないという思いから、幸せを守るために一定のラインを引きたい人も中にはいるものですよね。

この歌詞で描かれている二人のタイプは女性はその前者、男性は後者ということです。

恋愛の難しさが歌われている歌詞ですね。

傷つけたのは自分のはずなのに、傷つくのはなぜ?

心と言葉はいつも
揺れて離れて絡んで逃げて
傷つけたのに傷つく

出典: https://twitter.com/miomi_dct/status/914126493814366208

「心と言葉はいつも揺れて離れて絡んで逃げて」という歌詞は、心と言葉の複雑な関係を歌っています。

愛する人とわかり合いたいからこそ言葉をぶつけたとしても、相手からは拒絶されてしまう可能性もあります。

それでも想いを伝えて、傷つけて。

傷つけたのが自分だとしても、愛する人の傷つく姿に傷ついたり、傷つけた自分に自己嫌悪してまた傷ついたり、自分の言った言葉から予想外の結果が生まれて傷ついたり。

いろんな可能性が考えられますが、この歌詞でも、自分の言葉によって相手を傷つけたのに、自分が傷ついている姿を描いています。

きっと「あなた」は最初の歌詞で解説したようにお互い一定の距離を保っていたい人なので、喧嘩というと一方的に「あなた」を責める形になってしまうのでしょう。

そうして「あなた」を傷つけたこの曲の一人称の女性は、ただ気持ちを交わしたいだけなのに、強い罪悪感から自らも傷を負ってしまうのです。

もしかしたら、お互いに気持ちを伝え合って良い関係を築きたいという自分の願望にすら罪悪感を感じているかもしれませんね。

お互い好きだから一緒にいるのは同じはずなのに、すれ違って行く二人の姿に胸が痛みます。

聞きたくても聞けないあなたのひと言

あなたのひと言だけで
この一瞬も永遠になるのに
聞きたいこと聞けない

出典: https://twitter.com/porangelounge/status/916151184284512257