まずは曲解説

【Turn It Up feat. AK-69 & Havana Brown】歌詞の意味を紹介! の画像

楽曲詳細

【ずっと】や【君のことが好きだったんだ】などのヒット曲を生み出し、10代、20代を中心に人気のプロデュース集団SPICY CHOCOLATEが、AK-69とHavana Brownをゲストに迎えた2013年発売のシングルです。

AK-69とU.M.E.D.Y.(SPICY CHOCOLATEメンバー)が日本語での作詞、arvin homa ayaが英語の作詞を務め、SPICY CHOCOLATE作曲に携わっています。

ジャンルを超えるタレント性

切なくも共感の得られる歌詞を含んだ曲が定評のSPICY CHOCOLATE、多くのラブソングが代表曲に挙げられますが、2015年に音楽界最も権威があるとも言われるグラミー賞の《最優秀レゲエ・アルバム部門》で彼らのアルバムがノミネートされた経歴もあります。

ポップなラブソングだけではなく、レゲエの領域、また清水翔太SALUなどのR&Bやヒップホップまで、踊れる楽曲なしではSPICY CHOCOLATEも今曲【Turn It Up feat. AK-69 & Havana Brown】も語れません。

AK-69の人気

2010年前後以降の彼の評価は著しく高まり、それ以降もヒップホップを好む若者からの支持を得てきました。2014年、2017年と日本武道館公演も果たしており、その人気は今後も続きそうです。

彼の評価を見ていると、もちろん作曲する曲も素晴らしいのですが、【And I Love You So】の代表曲を含むほとんどの曲で作詞に携わっているのは高く評価される理由の一つだと言えます。

では、折衷的、現代的とも称されるアルバムを作り上げるプロデューサー、SPICY CHOCOLATEの楽曲に、今回の記事で最も注目したいAK-69たちのヒップホップでダンサブルな歌詞を加えるとどのような科学反応が起こるのか、徹底的に解説していきます。

最初から飛ばしっぱなし!説明ギリギリな歌詞を解説!

それでは歌詞の意味を詳しく見ていきましょう♪

冒頭3文字目からNGワード炸裂!

I'm ridin'f*****' F******
Urban night in Miami, Look at me B****, I'ma Rich
Can stop Ain't nobody
夜のとばりにStep inする2人

出典: Turn It Up feat. AK-69 & Havana Brown/作詞:AK-69・U.M.E.D.Y.・arvin homa aya 作曲:DJ CONTROLER・U.M.E.D.Y.・Wolfjunk・HIEDA

まず1行目から早速、ヒップホップの曲でよく用いられるF(NG)ワードです。

(ここでもFワードの表記は控えさせていただきますが、ご察しください。)

「F」の1つめはヒップホップの曲やアメリカ映画等でもでよく用いられるFワードそのままなんですが、2つめは車の車種「Ferrari」です。

「f(F)」から始まり、7文字で終わる2つのワードの共通性をとらえて、より何か創造的なものにするためにあえて「Ferrari」の方も隠していると考えて良いでしょう。曲だけ聞いているとわからないところに、歌詞の深みが隠れています。

また、これら最初の「I'm ridin'〜」と「Urban night in〜」などのフレーズが音的にライムしているとすれば、「f******」と「F******」は文字的にライムしていると言えるかもしれません。

すごく攻撃的な歌詞!?

「都会のマイアミでフェラーリに乗っている。こっちを見ろよ、そこのビッチ。金なら持ってるぜ。」など、正直これを翻訳するととても攻撃的な口調になります。

これは、英語と日本語との使う言葉の違いがあり、また元々アメリカからきたヒップホップ文化は、カウンターカルチャーとして認められていたので、攻撃的なフレーズがあるのかもしれません。

また、人を罵倒した聞こえ方ではありますが、彼らの女性に対した見方をラップしている訳ではなく、LAでレコーディングされたということもあり、マイアミにいる男女のフィクションのストーリーです。

続く「Can stop Ain't nobody」は文法的に間違っていると思われますが、ここはニュアンスの似たフレーズを入れることで、歌詞より音に重きを置いているのでしょう。

それに続く歌詞と繋げて「誰も俺らを止められない。夜のとばりに消えていく2人」といった風な解釈ができます。

【Turn It Up feat. AK-69 & Havana Brown】歌詞の意味を紹介! の画像

Mollyの謎

けしからんHot Body 全て味方につけた女神
It's Lika Molly 虜にさせられそうに
Ah, まだまだ飲み干し続けるて Cause I'ma Champagne Boy
Turn up the party Yo, DJ永遠に
I don't like “終わり” さあ未知の世界に

出典: Turn It Up feat. AK-69 & Havana Brown/作詞:AK-69・U.M.E.D.Y.・arvin homa aya 作曲:DJ CONTROLER・U.M.E.D.Y.・Wolfjunk・HIEDA

冒頭に続く歌詞です。

Hot Body、セクシーな体を持った目の前にいる完璧な女性を女神だと歌っています。

さらにここでいうMollyとはMDMA、違法ドラッグのことですので、魅力のある女性を依存性が高いドラッグとして隠喩しています。

ちなみに、Mollyというと実際に欧米ではよくある名前でもありますので、失恋した男性が魅惑的な女性を見つけたように聞こえるかもしれません。