嵐「心の空」発売！歌詞を紐解く（動画あり）

冒頭から印象的な歌詞は「We are サムライ、大和撫子」というフレーズです。

サムライやヤマトナデシコという言葉は、日本の男女を象徴する言葉として海外でも通じるほどの言葉ですが、意外と現代に生きる私たちは自分たちをそのようには感じていません。

「私たちは」というくくりでリスナーに聴かせるこの歌詞で、私たちは日本人であり、普段は意識していない魅力があるということを他人事にはしない強さを感じます。

「心の空」の歌詞は日本の様々な魅力を美しく表現しています。

例えば、四季で風景が変わっていくのは実は日本独特の魅力です。

常夏の島や極寒の地にはないこの豊かな四季を「心の空」の歌詞は伝え、その上で私たち日本人には変わらない「心の空」があると伝えています。

様々な困難を乗り越えてきた日本と、現代日本に生きる私たちの抱えるモヤモヤに共感した上で、「乗り越えていく」背中を押す歌詞があります。

未来を信じて共に手を取り合おうと歌う嵐のメンバーにキュンとくると同時に、カッコいいメロディに勇気をもらえますね。

嵐「心の空」の中に挿入されているラップ部分は、メンバーの櫻井翔さんが作詞しています。

日本のテイストを織り交ぜながらもラップが見事にはまっているところがカッコいいですね。

英語と日本語、更には難しい古くからの言葉が入り交じるラップパートですが、櫻井翔さんのハスキーな声とポップな言葉回しが絶妙に合っていて、聴いていて気持ちが良いです。

ちなみに歌詞の中に出てくる「エルドラド」は、かつて「黄金郷」として伝説上の理想郷を表した言葉です。

私たちの住んでいる日本は価値の高い所だとさりげなく伝えているところがクールです。

「心の空」はバラードではありませんが、比較的どっしりとしたスローテンポの楽曲です。

ポップでスピーディな楽曲を聴きなれている人にとっては新鮮だと思います。

そんな「心の空」にリズム感を与えるラップパートは他の楽曲にはない味が楽しめます。

嵐「心の空」は、発売後「曲がかっこいい!!」「日本最高」というファン以外の絶賛もあり、様々な場で愛されてきました。

特に「闘志が燃える曲」ということ、「ダンスが比較的簡単(リズムが速くない)」ということから運動会でのダンスに起用されるケースが全国で非常に多いようです。

嵐は大好きだけれどなかなかダンスは真似できない…と思っていた方も、「心の空」で挑戦できたというエピソードもありました。

歌詞も大和魂を伝えるもので、子どもにも恋愛ソングなどと比較して理解しやすいことが話題に。

エールソングの部分をピックアップして、就活や受験の前に闘魂を燃やすために聴いていた人もいるようです。

このように、多くの人に日本人としての団結力や日本の美しさを伝えた「心の空」は、多くの年齢層から支持される曲となりました。

嵐「心の空」は日本の魅力を伝えるジャパニーズ・ソングであるとともに、多くの私たち日本人にエールを送ってくれる力強い曲です。

この曲に「勇気をもらう」人、「日本の美しさに気付かされた」人など様々なエネルギーをもらった人がいる名曲ですね。

何より、ジャパニーズテイストの衣装・ダンス・曲をまとった嵐がとてもカッコいいです。

いつもとは違った印象を感じられる「心の空」を、ぜひ嵐ファンもそうでない方もチェックしてみてください。