ベリーグッドマン?
今回は、大阪出身のレゲエグループ「ベリーグッドマン」の「ライトスタンド」という楽曲をご紹介します。筆者も大阪生まれなので少々親近感がわきますねえ。
大阪の難波のファッションテイストや、大阪らしい人情の厚さを感じさせるメンバーです。ぱきっとしたジャケットデザインの数々も、合理的でハッキリしている大阪の特色を映し出しているとも感じます。
しかし楽曲は非常に爽やかでキラキラした曲が多く、そのギャップに驚かれるかもしれません。
「ライトスタンド」?
「ライトスタンド」は今年2017年の7月にリリースしたアルバム「SING SING SING 3」に収録されています。非常にわかりやすいジャケットデザインです。凝ってない感じがまたグレイトですね。
意味深なジャケットデザインや、シュールレアリスム風やパロディのジャケット写真など、CDジャケットにはさまざまな種類のものがあります。そんな中でここまでパキパキとハッキリしたデザインはレアかもしれません。逆に新鮮です。
PVはこちら
「ライトスタンド」のタイトルから、どんなスポ根系の熱い曲が来るかと思えば、とにかくひたすら爽やかですねえ。柔らかいベース音と澄んだメロディに胸が軽くなるような気分になります。
PVは日常でお馴染みのシーンや景色をふんだんに使っていることで、ふだんの生活に寄りそうような楽曲に仕上がっていますね。
ちなみにメンバーの母校・難波中学校の音楽室で撮影されたシーンもあります。やはり難波テイストを感じたのは正解でした。
高校野球の試合でも演奏された応援ソング
こちらは大阪大東市にある桐蔭高校の吹奏楽部とコラボしたバージョンの「ライトスタンド」。
ベリーグッドマンの優しさや発想のあたたかさに加えて、桐蔭高校吹奏楽部の皆さんの頑張りも称えたいですね。
そしてつい先日のニュースですが、秋季近畿地区高校野球大会、つまり秋の高校野球の府予選で大阪桐蔭が優勝しました。おめでとう!!春の高校野球に次ぐ出場決定です。
大阪)大阪桐蔭が履正社を破り優勝 秋季高校野球府予選 - 高校野球(甲子園):バーチャル高校野球
秋季近畿地区高校野球大会府予選の決勝が14日、大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムであり、大阪桐蔭が履正社を9―2で破り、3年ぶりの優勝を果たした。3位決定戦では近大付が興国を7―5で下した。
また、「ライトスタンド」はプロ野球選手3名の入場曲としても使用されているのですよ。
高校野球の側面からだけでなく、野球に関わる全ての人に注目される楽曲なのだということがわかりますね。
「ライトスタンド」の歌詞は?
それでは「ライトスタンド」の歌詞の各部分をご覧いただきましょう。
この曲の題材は、ベリーグッドマンのメンバーのMOCAさんが甲子園でベンチ入りできずにライトスタンドにいたことだとか。だからこそのリアルさも感じる具体性のある歌詞である点も注目すべきポイントです。
さらに、熱く字数たっぷりの歌詞がそのメッセージをビビッドに描いています。棒読みにしたら眩しすぎていい意味で少々こっぱずかしいフレーズも、歌にすればなんともスッキリと仕上がるものなのですね。
一部のご紹介になりますので、ぜひ全曲通してそのメッセージ性に感銘を受けていただければと思います。
大志を抱いて流す涙
君の悔し涙が
いつか実を結び
胸を張れる日まで
走って行け
出典: https://twitter.com/Uotamin_0729/status/908538436906229760
「いつか」がいつになるかわからないけれど走れる人は精神力が強靭です。
わたしたちは、ゴールや終わりのない道を走り続けることはニガテな傾向にあります。根性がないと責めているのではなく、あらゆるものが移ろいやすい中で何かを継続するというのはとても難しい、ということです。