楽曲「兵、走る」
アルバム『NEW LOVE』収録
B'zの楽曲「兵、走る」は2019年5月にリリースされたアルバム『NEW LOVE』に収録されています。
制作自体は2018年のツアー中に行われており、各メディアにも頻繁に流れていました。
収録曲の全てがアルバムオリジナルの楽曲になっているのは『NEW LOVE』が初めてだそうです。
B'zらしい疾走感のあるメロディーと稲葉浩志さんの魂の叫びのような歌声が印象的な「兵、走る」。
読み方は「へい、はしる」ではなく「つわもの、はしる」と読みます。
一風変わったタイトルに驚きましたが、この"つわもの"という言葉が今回の楽曲のパワーワードなのです。
ラグビー日本代表応援ソング
大正製薬「リポビタンD」とのタイアップ曲に起用
楽曲「兵、走る」はラグビー日本代表の応援ソングとして制作されました。
これは2019年9月に開催のラグビーワールドカップに向けたものです。
ラグビー選手が実際に出演しているCMで流れる「兵、走る」は臨場感がたっぷりでした。
勝利に向かって熱く闘う選手の様子が伝わってくるような歌詞になっています。
イントロに流れるギターのリフはまるでグラウンドを走り抜けていくような疾走感もありました。
汗水流して負けられない勝負に挑む男達の闘いには「兵、走る」の世界観がぴったり当てはまるのです。
ここからは歌詞の内容とともに、ラグビー選手が私たちに教えてくれる"闘う心"について解説していきます。
闘う姿は日本の誇り
彼らの勝利をただ願う
泥の風と汗の煙
走るあなたが見える
その姿に希望を託し
僕らは思わず叫んでいた
出典: 兵、走る/作詞:KOSHI INABA 作曲:TAK MATSUMOTO
ラグビーワールドカップにて日本代表選手が闘う姿はとてもカッコよくて素敵です。
一生懸命に相手に向かっていくのは、ともに闘う仲間と勝利を掴む為なのでしょう。
ユニフォームが泥まみれになってぐちゃぐちゃになっても前しか見ていない彼ら。
その様子を見ているといつしか自分も拳をギュッと握りしめていたりします。
自分はその場で一緒に闘うことは出来ないけれど、精一杯のエールを送ることは出来る…。
ここでの歌詞はラグビー選手目線ではなく、応援する人目線になっているのです。
彼らはワールドカップという大きなフィールドに立っています。
もちろん実際に闘うのは選手の皆さんですが、目指すものは応援する側も同じです。
勝つ為に全力を尽くしている姿は日本の誇りだと思います。
頑張る力はまだ残っている
そして気がつく
皆限界まで挑む権利がある
出典: 兵、走る/作詞:KOSHI INABA 作曲:TAK MATSUMOTO
闘うラグビー選手の姿に影響されて、まだまだ自分にも可能性があることに気づきます。
彼らの存在が胸の中に秘めていた微かな闘志に火をつけてくれたのです。
稲葉さんが書いたこのフレーズを見て、B'zも限界まで音楽業界に挑み続けてくれるような気がしました。
人によってそれぞれ闘う世界は違うかもしれません。
自分自身で限界を決めてしまえば、成長はそこで止まってしまいます。
ですが、まだまだ自分はこれからだと思っているうちは更なる飛躍をしていくでしょう。
走り続ける選手の姿は、自分にはまだ余力がありもっと頑張れることを教えてくれます。
勝負はここから
ゴールはここじゃない
まだ終わりじゃない
止むことのない歓声
アナタは先の方
ずっと先の方
追いつきたいなら今はTRY
出典: 兵、走る/作詞:KOSHI INABA 作曲:TAK MATSUMOTO