聖飢魔Ⅱ【EL DORADO】歌詞の意味を徹底解釈！黄金郷に何を求める？仮初の地に馳せた想いとは

いよいよサビの部分です。

映像教典の中では、悪魔メイクの生徒がマスクの男たちに捕まっていた場面。

そこで流れていたのがこのサビでした。

友達をかばいながら、このセリフを伝えていたように見えます。

つまりこういうことでしょうか。

エルドラドは悪魔にとっての理想郷である。

その島は悪魔にとっての願いがすべて叶う場所。

きっと悪魔は敵も多い事でしょう。

だから映像の中でも悪魔メイクの女の子たちは追われていたのです。

そんな心配がいらない土地こそが、悪魔にとっての理想郷ということでしょう。

長く信じられてきたエルドラドは存在しませんでした。

その理想郷を求める悪魔たちにとっては到底受け入れられない事実。

エルドラドを何千年も探してきた彼らは愕然としたでしょう。

この部分の歌詞からは彼ら悪魔の深い落胆の気持ちが伝わってきます。

曲の最後で繰り返される歌詞です。

理想郷などなかったのだということなのでしょう。

いつの日か黄金郷にたどりつきたかったが、それはついに叶わなかった。

幾千年の願いも、たった一夜にして潰えてしまった。

この曲は、そのように実在しないものをただただ夢見るような悲しい曲だったのです。

いかがでしたでしょうか？

今回は聖飢魔Ⅱ【EL DORADO】の歌詞解説をしてきました。

理想郷を求めていた悪魔たちでしたが、ついにそれを見つけることは叶いませんでした。

なぜなら理想郷がそもそも存在しなかったためです。

人間界における黄金郷は、人の好奇心や冒険心がもとになっていました。

悪魔にとってのそれは、迫害を受ける心配のない安住の地だったのかもしれません。

そんな二重の意味を「エルドラド」という言葉にもたせながら歌詞が成立していました。

さてOTOKAKEにはこの他にもタメになる記事が盛りだくさん。

最後にその中からおすすめの関連記事をご紹介したいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。