誰だって言えない秘密の一つくらい
あるだろう 言わないよ とりとめないものさ
出典: この夢が醒めるまで/作詞:加藤ミリヤ :加藤ミリヤ,吉田兄弟,Carlos K.
人は誰しも秘密の1つや2つくらい持っているもの。
しかしその秘密は人前で言いません。
雪も、もちろん雪が出会った人たちもそれぞれ悩みや迷いを抱えています。
1人1人に人生のドラマがあるように、音もまた個々に色をもっているのです。
自分の価値ってどのくらい?
ひとつ人より感じてたい
存在価値どれほどか知りたい
ほんとの自分?誰なの?会いたい
出典: この夢が醒めるまで/作詞:加藤ミリヤ :加藤ミリヤ,吉田兄弟,Carlos K.
秘密や弱さは言わないけれど、自分の存在価値は知りたいもの。
今まで好きなときに自由に弾いていた雪は人に聴かせる音を知りません。
自己満足の津軽三味線には果たして価値を見出せるのか。
価値がないならばどうすればいいのか考えたとき、今と同じように弾き続けてはいけないと知ります。
好きに弾いていたこれまでの自分と人に聴かせるために演奏する自分。
どちらが本当の自分なのか、葛藤しながらも自分らしさを探し続けます。
大切な人に届けたい
この夢が醒めるまで此処にいて
刹那の時を抱きしめていたい
唇を震わせるこの声が
あなたに聞こえるまで
出典: この夢が醒めるまで/作詞:加藤ミリヤ :加藤ミリヤ,吉田兄弟,Carlos K.
少しずつ盛り上がって再びサビに入ります。
思い通りに弾けない日々に悩む雪。
当たり前に聴いていた祖父の音が急になくなり、さみしく感じるときがあります。
もう会うことのできない祖父に夢の中でまた会えたなら…。
聞きたいこと伝えたいことがたくさんあるのにと、唇を震わせながら思うのです。
心の中に響く声
やるせない思いと弱さ
やるせない感情ぶつけ壊したいよ
本当の自分の弱さ醜さをも全部
出典: この夢が醒めるまで/作詞:加藤ミリヤ :加藤ミリヤ,吉田兄弟,Carlos K.
自分の音がなかなか見つからず、ときにはその悲しさや怒りなどをどこかにぶつけたくなるときもあります。
亡き祖父にとらわれ続ける弱さと、津軽三味線に対してどこかで手を抜いてきた醜さ。
そんないろんな感情を全て音にして壊すことができたなら少しは楽になるのかもしれません。
伝えたい思い
心の声よ こぼれるまま
今がその時だと感じるなら
音になり体軽くするから
出典: この夢が醒めるまで/作詞:加藤ミリヤ 作曲:加藤ミリヤ,吉田兄弟,Carlos K.
心の中に1人で抱え込んでいた気持ちを思うがまま音にします。
大好きだった祖父はもちろん、津軽三味線を聴いてくれる人たちに対して自分の音を届けたい。
もっている感情を音にのせて、祖父の音に縛られすぎず開放的になりたいと願っています。