It’s no secret
That the both of us are running out of time

出典: Hello/作詞:Adele Adkins・Greg Kurstin 作曲:Adele Adkins・Greg Kurstin

和訳

“もう それは確実なこと

わたしたちの時間が尽きかけている”

関係が完全に終わる前の最後の灯火のような電話だったのですね。

この電話が終わったとき、二人の関係も終わるのです。

ただ、相手は電話に出て話を聞いているのでしょうか?

それとも主人公が一方的に留守電に喋っているだけなのでしょうか?

その辺りは定かではありません。

相手がこの話を直接聞いていないとしたらとても切ないですね。

「Hello」の歌詞まとめ+αの解釈

「Hello」は、主人公が大切な人に遠距離から電話を掛ける物語。

わたしとあなたはもう別世界に生きているのです。

電話だけがそれを繋いでくれます。

しかし、相手にその言葉が伝わったかはわかりません。

二人の物語に区切りがついたことは確かでしょう。

その解釈にもうひとつのストーリーをプラスしてみます。

「out side」が持つひとつの意味通り、電話の向こうを完全に“向こう側の世界”と捉えるとどうでしょう。

そうすると電話を掛けても相手がいつも家にいないという理由もわかってきます。

主人公は旅立ってしまい、現世に電話を掛けても通じないのです。

曲の本質的な何かに触れようと思ったとき暗い解釈も完全に捨ててはいけないと思います。

この「Hello」という楽曲にはそれほどの情念がこもっているのです。

だからこそ、この曲は世界的なヒットをしたのではないでしょうか。

ひとつの恋が終わることは、ひとつの命が尽きること。

曲の奥底には、そこまでの想いがあったように感じます。

人の心はとても複雑で、果てしない悲しみが誰かを救うこともあります。

それが「Hello」という楽曲の意義ではないでしょうか?

最後に、当サイトのオススメ記事を紹介して終わります。

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