Struggling to do what I wanna do
We're never gonna give up
Oh gonna give up
Hey! Hey!

出典: 作詞:Goro.T Rap詞:櫻井翔 作曲:Fredrik “Figge” Bostrom

和訳

「成し遂げるのがどんなに困難でも

決してあきらめないさ」

それまでのワールドカップでの日本チームの歴史を振り返ると、1勝の重みが実感できます。

それを積み重ねて進んでいくことが、どんなに困難な道であるかも。

でも、それを実現するためには、あきらめてはならないと自分たちに言い聞かせているフレーズです。

力強い日本語詞

嵐【BRAVE】歌詞を和訳して意味を解説!願いを叶えるためには犠牲も必要?チカラを合わせて突き進め!の画像

英語詞に続く日本語詞も、力強さに満ちています。

チームで闘うということ、そして野球でもサッカーでもなく、ラグビーにしかない闘い方が描かれていくのです。

ラグビーはまさに肉弾戦。

雨でも雪でも、どんなに泥だらけになっても試合が止められることはありません。

そこにある熱い闘志を歌い上げます。

同じ時代を背負い 荒野を切り拓く
無数の運命(さだめ)が 引き寄せたComrade
We're ready to go
泥に塗(まみ)れても Same way
何度も這い上がりOne day
抱き続ける願い 必ずRealize

大地踏みしめて 雲間さえ 切り裂くように 叫ぶ One for all

出典: 作詞:Goro.T Rap詞:櫻井翔 作曲:Fredrik “Figge” Bostrom

「Comrade」は「同志」

この時代に生まれた者だけが組むことができたのが、このチームです。

よく「○○が今いたとしたら」などと言われることがありますが、それは幻想。

今ここに集った同志だけが、頂点を目指すという目標を共有できるのです。

ラグビーの精神として、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」というフレーズがよく取り上げられます。

「One for All,All for One 」を訳したものですが、実は本来の意味は違っていると知っていますか。

「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」が本当の意味だそうです。

確かにこの方が、一つのトライ、一つの勝利に向かって全員が団結するという意味が明確になりますね。

この歌詞も、その意味を知るとより納得できるでしょう。

サビは雄々しく高らかに

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曲はサビで明るく転調します。

拳を突き上げる振付も、には珍しい男っぽさが強調されてパワフルです。

揺るぎないチカラ合わせて
突き進んでいこうWinding road
時に迫るFright 乗り越えた数だけBright Yeah
脈打つ幾つもの鼓動
共鳴すれば We're not scared
さあ 立ち塞がる 砂埃かき分けて 限界の先へ 挑もう

We're gonna rock the world now
We're gonna change the world now

出典: 作詞:Goro.T Rap詞:櫻井翔 作曲:Fredrik “Figge” Bostrom

密集戦のスクラム、激しいタックル。

一瞬の隙を突いて入れ替わる攻守。

選手たちは「Fright」=「恐怖」さえ感じながらせめぎ合っているのです。

ラグビーには胸のすくランもあれば、鮮やかなキックも、流れるようなパス回しもあります。

なのになぜ、一番先に肉体のぶつかり合いのイメージが浮かぶのでしょうか。

ボールを自陣のものにするため、まず組み合う。

敵と味方があんなにも密着して、力の塊となって押し合い、潰し合う。

限界を超えなければ勝利は手にできないことが手に取るようにわかり、見る者はその迫力に圧倒されるのです。

そんなギリギリの闘いを、しかし悲壮感なく歌っていくところに希望が表されています。

共有するものは何なのか

嵐【BRAVE】歌詞を和訳して意味を解説!願いを叶えるためには犠牲も必要?チカラを合わせて突き進め!の画像

選手たちが共有するものは、苦しみであり、喜びであり、目標へのすべてのプロセスです。

それが“一つになる”ことだと解釈できるでしょう。

痛み分かち合うたび 光る汗と涙
明暗に左右されず 結んだ絆
We're the one
彼方から響くCheering
瞳燈(とも)してくBurning
明日もこの身ひとつ プライド纏(まと)え

終わりなき航海で 押し寄せる 荒波の中 翳(かざ)すAll for one

出典: 作詞:Goro.T Rap詞:櫻井翔 作曲:Fredrik “Figge” Bostrom

ラグビーは、FWやBKなどポジションごとに役割がきっちり決められている競技です。

ほかの競技だってそうだろうと思うかも知れませんが、そのミッションが特に厳密。

つまり、一人ひとりが役割を正確に果たさないとトライに結びつかないのだそうです。

でも、思い通りにばかり事が運ぶわけではありません。

相手との実力差があったり、ミスが出たり。

それを常に想定して、全員が全力でフォローするのが闘い方の基本ということです。

一つになるとは、そういう意味なのでしょう。

そんなラグビーの真髄が、この歌詞にも表現されています。

そして、ここで初めて選手以外の存在、応援する者が登場。

選手へのエールが、力になることも示されています。

観客も一つになって

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選手たちが共有するものは、見る者にも伝わっていきます。

それが再び選手たちへとフィードバックされ、さらなる一体感を生む様子が表現される山場です。