始めて交わした言葉 今も覚えてる
始めてした電話も 始めてしたKissも
忘れられないよ 
始めて本物の恋と思えたの...

出典: アカシ/作詞:Noa 作曲:headphone-Bulldog

恋の始まりは衝撃的で、印象的です。

初めて真正面から交わした言葉や、その時の仕草、初めて二人きりで過ごした時間。

それら全てが鮮やかに心の中に刻まれています。

あの時の彼の言葉を、そして笑顔を思い出しながら、主人公は何を思うのでしょうか。

本当の恋

何をもって本当の恋とするかは人それぞれです。

ただ本人には、「これ」とわかる何かがあり、思い返すとあれは本当の恋だったと確信できます。

そんな感覚は、なぜか恋の渦中にある時よりも、全てが終わってからわかったりするもの。

手離して、距離が開き、遠くなった時に初めて本当の恋を失ったことを思い知らされます。

いつかはきっと

Noa【アカシ】歌詞の意味とは?失恋した心に寄り添うNoaの言葉たち…本当に恋したアカシがここにあるの画像

いつか君を思うことに 疲れた時はきっとまた
別の人を愛せるようになるのかな なれるのかな?
最後だからどうしても どうしても伝えたかった
愛してたよ そうじゃない 今も愛してる...

出典: アカシ/作詞:Noa 作曲:headphone-Bulldog

終わってしまった恋はやがて過去の思い出になります。

好きだという気持ちがもし変わらなかったとしても、それはやがて色褪せセピア色に。

恋が終わった時には、次の恋がとても遠いものに思えることもあるでしょう。

もうやって来ないかもしれない次の恋。

でも、いつかまた恋がしたい。

揺れ動く気持ちの狭間でやっぱり彼が好き、という気持ちが抑えきれずに溢れてきます。

主人公はまだ彼を吹っ切ることはできずにいるようです。

切なくて

愛し合った記憶さえも 2人でいた時間さえも
”アタシ”という存在さえも 君の中から消えてくの?
忘れられそうにないまま アタシの中にいた君は
そっと背を向け過去になる そっと色褪せて行く

出典: アカシ/作詞:Noa 作曲:headphone-Bulldog

恋は空気と同じで形あるものではありません。

どこかに何らかの形で留めおくことができないものです。

唯一、恋を留め置く方法は、お互いの記憶の中だけといえるでしょう。

だから、もし彼がこの恋を忘れ主人公の記憶さえ抹消してしまえば、その恋は欠片さえなくなるのです。

あんなにも楽しかった輝いた時間が全部消えていく、失恋の悲しさはそんなところにあるのかもしれません。

彼の中では消えてしまうかもしれないこの恋を、主人公は一人抱きしめながら、まだ終われずにいます。

いずれ色褪せる日が来るまで、彼女は一人しっかり抱えているのでしょう。

今の悲しみがいつかまた彼女の魅力となって、新たな恋に向かう。

そんな日が来ることを静かに願わずにはいられません。

Noaの切ない失恋ソングをもう一つ。

こちらもぜひ、読んで、聞いてみてください。

切なさのぎゅっとつまったラブソングを歌うNoa。「約束... feat.LGYankees 」は、別れのつらさや痛みを凝縮した一曲です。別れても残る想いの行方を歌詞を通して追ってみましょう。

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