LGYankeesとNoa

【左手に咲いたリング feat. Noa/LGYankees】指輪に誓う永遠の愛…歌詞の意味を解説の画像

仙台を拠点として活動しているヒップホップユニット、LGYankees

2000年にLGYとして結成されインディーズで活動していましたが、2007年にLGYankeesに改名。

2008年には小田和正を迎えてのシングル「Dear Mama feat.小田和正/Eternal」でメジャーデビューを果たしました。

その後、メンバーの脱退などを経験しながらもメジャーシーンで活躍を続けています。

音楽活動のみならず、地元仙台への寄付活動なども行っているグループです。

一方Noaも同じく仙台を拠点にしており、LGYankeesのプロデュースを受けてユニットとして活動を共にしています。

ヒップホップテイストに満ちたHIROの厚みのある歌声と、Noaのメロディアスな歌唱。

絶妙なマッチングで多くの名曲を世に送り続けています。

『左手に咲いたリング feat. Noa』をピックアップ

【左手に咲いたリング feat. Noa/LGYankees】指輪に誓う永遠の愛…歌詞の意味を解説の画像

2011年に発表されたアルバム「BARIBARI LGYankees」。

この5曲目に収録されている『ウェディングロード feat. Noa』に『左手に咲いたリング feat. Noa』の世界を知るヒントがあります。

少し背景の違うウェディングソングですが、前者のセカンドソングとして『左手に咲いたリング feat. Noa』が制作されたのです。

『ウェディングロード feat. Noa』では、結婚式当日の新郎・新婦の気持ちや両親へのメッセージが歌われています。

二曲で紡がれる一つの世界

式を迎えた二人が、両親への感謝を伝える曲『ウェディングロード feat. Noa』。

その世界観から更に先へと進み、両親ではなくお互いへメッセージを伝えているのが『左手に咲いたリング feat. Noa』です。

両方の曲を聴いてみると、二人が過ごしてきたドラマティックな人生が垣間見え、時間の流れが感じられます。

挙式を迎える誰もが胸に込める「誰かを想う気持ち」を描いた二曲。

セットで知ると「結婚式」というイベンドに向かう人々の熱い想いに胸が打たれることでしょう。

世界観を広げた『左手に咲いたリング feat. Noa』

『左手に咲いたリング feat. Noa』を聴くと、挙式に至るまでのストーリーが見えてきます。

登場するのは「僕と君」または「あなたとあたし」。まるで呼びかけるように歌うデュオならではの魅力が引き立ちます。

『ウェディングロード feat. Noa』で父に感謝を伝えていた彼は、今までどう生きてきたのでしょうか。

彼女の喜びや苦悩とは?

二人がどのように成長してきたのか、その答えは『左手に咲いたリング feat. Noa』歌詞にあるのです!

「あたし」とは?「僕」とは?

曲中の二人がどんな人柄なのかが見えてくるセクションです。

欲張りになった時もあった
投げ出したくなる夜もあった
それでもあなたと出逢えたのは
この気持ちを授かるためだったんだね

出典: 左手に咲いたリング feat. Noa/作詞:HIRO,Noa 作曲:HIRO,KENNY

彼女は繊細で決して強くはない女性でした。

しかし彼と出逢ったことで彼女は変わり、それが運命だったのだと感じています。

強くありたいと誰もが願いますが、それを阻む弱さも誰もが持っています。

リスナー自身の姿をつい投影してしまうリアルな歌詞に、心を揺さぶられますね。

誰もが思いあたる「僕」

待ち合わせをすれば遅刻して
約束をしてもすぐに忘れて
こんなドジな僕だけど君が喜ぶ顔を
ただ見たいだけそれだけ

出典: 左手に咲いたリング feat. Noa/作詞:HIRO,Noa 作曲:HIRO,KENNY

少し詰めが甘い「僕」。

ついつい……という失敗は男性のみならず心当たりがあるのではないでしょうか。

しかし彼女を想う気持ちは誰よりも強いのだという自信があり、彼女もそれを受け止めています。

彼女への溢れる想いをうまく伝えきれない状況を「まさしく自分!」と思う方がいるかもしれません。

初めて二人で迎えた記念日
プレゼントはサイズの合わなかったリング

出典: 左手に咲いたリング feat. Noa/作詞:HIRO,Noa 作曲:HIRO,KENNY