董香。金木が愛することになる喰種です。

人間と喰種。

2人はあまりにも違い過ぎます。

敵対する人間と喰種の間に愛を育むことが容易にできる世界ではありません。

確かに、金木は半喰種になりましたが元は普通の人間。

人間と喰種の板挟みになって、様々な葛藤を覚え戦っているんです。

双方が一緒に生きていける世界を求めて。

それは、喰種でも人間でもない半喰種の金木だから出来ること。

金木だからこその葛藤なんです。

喰種の味方でも人間の味方でもない金木は仕方なく人間と戦うことにします。

董香や他の愛する仲間を守る為に

金木の葛藤がこのフレーズから伝わってきます。

愛し合う2人

しかし、人間と喰種の争いはどんどん激しさを増していきます。

そんな世界で叶わぬ想いを抱きながら愛し合う2人。

その2人を表しているのが先ほどのこのフレーズなんですね。

最後のページ 書いてあった
愛すること 叶わなくとも
間違えたまま 僕ら生まれてきたね

出典: 楽園の君/作詞:高橋國光 作曲:高橋國光

そう、この曲は金木と董香の物語なのです。

金木の董香への気持ちが残酷な現実とその葛藤とともに描かれています。

きっと、このフレーズには「人間同士だったら良かったのにね」といった意味が込められているのでしょう。

あまりにも切ない運命。

抗えぬ現実の中で董香への想いが彼を支えているのかもしれません。

だからこそ、少しくらい歪んででも純粋に董香を想い続けるのでしょう。

楽園

österreich【楽園の君】の歌詞を解説!東京喰種トーキョーグール:reを彩る「楽園」の意味とはの画像

それでは、ここからは歌詞の中で歌われている「楽園」について考えていきましょう。

日常の中に感じるもの

歌詞の中では「楽園」について2度語られています。

一度目が先ほども引用した冒頭の歌詞です。

ここでは日常の風景が描かれています。

その日常の出来事がなんとも印象的に感じられたのでしょう。

そこに何か意味を感じたということがこのフレーズから分かります。

もう一つ「楽園」について語られているフレーズを見てみましょう。

木蓮とその無の木は 空の揺り籠揺らした
例えばその光景が楽園だとしたら

出典: 楽園の君/作詞:高橋國光 作曲:高橋國光

やはりここでも描かれているのは日常に溢れた光景。

何でもない日常を特別に感じる感覚は誰もが一度は経験したことあるのではないでしょうか。

楽園の君

これらを合わせて考えてみると、「楽園」の意味が見えてきます。

「楽園」。

それは、金木にとって董香が無事幸せに生きていける世界なのではないでしょうか。

一緒に生きていける世界を望んでいるのも確かでしょう。

しかし、それを許さない現実がある。

だったら、せめて「君」だけでも幸せに生きていける世界であってほしい。

そんな儚い願いがこの楽曲には込められているのではないでしょうか。

まとめ

österreichの「楽園の君」について解説してきました。

いかがでしたでしょうか。

「楽園」が意味するものは何なのか。

その答えは「東京喰種トーキョーグール:re 最終章」にあるのではないかと思います。

主題歌と一緒に「東京喰種トーキョーグール:re 最終章」も最後まで楽しんでみてはいかがでしょうか。

それでは最後にOTOKAKEに掲載されている記事からオススメの記事を紹介したいと思います。

österreichと「東京喰種」の魅力にさらに迫っていきましょう。

どうぞお楽しみください!

ダークな世界観が人気のアニメ「東京喰種」。凛として時雨のTKが「TK from凛として時雨」名義で発表した1期OP『unravel』、元the cabsの高橋國光が手がける「österreich」による2期OP「無能」を、いち東京喰種ファンの立場から解説してみます!

今回紹介した「楽園の君」を制作したösterreichの魅力をもっと知りたいという方にオススメの記事です。

同じく「東京喰種」の主題歌「無能」についても解説されています。

1期と2期のOP曲について書かれているので「東京喰種」の他の主題歌について知りたい方にもおススメです。

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