無邪気に「音」と遊ぶバランス感覚

出典: http://thefloorthefloor.com/biography/

このMVにみられる遊び心は、The Floorの音楽センスや才能から生まれているのでしょう。

歌詞とMV

The Floor【Clover】MVを解説!ずぶ濡れでも幸せ!レインコート姿で楽しそうな理由とはの画像

この「Clover」という曲、作詞はボーカルのササキハヤトさんです。

歌詞には、クローバーが過酷な北海道の冬を乗り越え春に花開く様子が描かれます。

心に傷を負った歌詞の主人公。

夜になると過去の辛い記憶にさいなまれているようです。

誰かに言われた言葉の呪縛が解けずに苦しみます。

そうして暗闇に引きこもる姿は、MV冒頭のひとりぼっちの男性に重なります

そこに手を差し伸べてくれたのが3人のメンバーなのでしょう。

辛かった時期に救ってくれた仲間への「ありがとう」の気持ちを贈る。

つまり北海道の冬を乗り越えた四つ葉のクローバーを贈るのです。

四つ葉のクローバーは「幸せ」の意味を持ちます。

そしてその花であるシロツメクサには「約束」という意味があります。

真実、4人で作り上げた1つのクローバーは幸せの象徴となったのですね。

「Clover」まとめ・4枚の葉があれば、雨だってしのげる

「4枚の葉(The Floorメンバー)がすべてそろったなら、雨すらも楽しめる」

彼らは4人でいられれば、まったく心に寒さを感じないのでしょう。

メンバー同士の強い絆が伝わってくるMVですね。

MV冒頭では暗闇にひとりぼっちだったメンバー。

肩をすくめてゲームしている彼は、とても寒そうにみえました。

しかし次々にメンバーが集い、かけがえのないグループとなります

4人そろえば、雨の冷たさ寒さもどこへやら。

むしろ笑顔の絶えない温かい空気に満ちあふれています。

その過程を描いたのがこの「Clover」のMVなのでしょう。

Floorに溜まった水は涙?

ガレージの床には大量の雨水。

ガレージというと普通は屋根があるのでちょっと妙です。

なのでこれは一人で部屋にいた男性の涙を表現したものなのかもしれません。

この曲の歌詞の中でも雨は“つらいものの象徴”として描かれています。

つらい想いと涙や苦悩、それが床に溜まったものが雨水なのではないでしょうか。

ベッドから垂れさがるふとんも涙にぬれている…。

それは男性がひとり泣きぬれた夜を表しているのかもしれません。

しかしその涙の床を踏みつけて幸せそうにはしゃぐ4人

かつてのつらい記憶や降り続いた涙を克服し、クローバーの花を咲かせたのでしょうね。

素敵なMVです。

そして「床」は「The Floor」のバンド名と掛けているのでしょうか。

ひと続きの床の上で“音で遊ぶ”4人。

バンド名にぴったりの関係です。

「The Floor」の名曲をさらにCHECK!

2017年にメジャーデビューしたThe Floor、彼らの魅力を鮮明に伝えるMV「革命を鳴らせ」がYouTubeなどで話題になっています。「革命を鳴らせ」の真意とは? MVや歌詞から垣間見られる信条などを深掘りしていきます。

何かを壊して造り上げたい衝動が印象的なMV。

「自分自身にも音楽にも革命を起こしたい」

平和な風景の中に繰り広げられる破壊行為。

時間の流れと一瞬一瞬の大切さを歌った1曲。The Floorのインディーズ最後のアルバム「ウェザー」に収録されている「ノンフィクション」を紹介します。音に反応するポップなエフェクトが可愛いMVも要チェックですよ!

モノクロMVの中にカラフルなアニメーション効果が重なる!

可愛くてポップな映像が目を引きます。

やはりMVと歌詞をリンクさせるのが得意なThe Floor。

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