Yamaha Earphones × WONK「Signal」
全人類必聴なのは間違いありません。
そんな「Signal」は2019年11月にリリースされた配信シングル。
エクスペリメンタルソウルバンドWONK(ウォンク)とYamahaのイヤホンがコラボレートした楽曲です。
Yamahaは掲げています。
製品コンセプトとして、加工より素材を活かす「True Sound」。
ブランドプロミスすなわち提供価値として、心震わす瞬間を意味する「Make Waves」というメッセージを。
これらにWONKが触発されてこの曲が生まれたという経緯も納得でしょう。
林響太朗さんがディレクターを務めたMVでは、Yamahaのイヤホンをつけたダンサー仲万美さんの姿が印象的。
WONKの演奏シーンと交差しつつ、映像が透けたり回転したりしています。
歌詞&和訳をチェック
不思議な「信号」
I found a faint signal
They send in the twinkle
of the star
Scratching a few lines
of the patterns
It may be that of my heart
Are you there?
Are you there?
Are you there?
Are you there?
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
冒頭からピアノの音色と歌声が美しくも儚げに響き渡ります。
King Gnu「白日」などの参加でも知られる鍵盤奏者、江﨑文武(えざき あやたけ)さん。
冨田ラボのアルバムなどにも参加しているボーカリスト&料理人、長塚健斗(ながつか けんと)さんですね。
ハートビート(心拍)のような音色やドラムのシンバルも混ざる中、同じ言葉の繰り返しが耳に残ります。
どのような意味なのでしょうか。
星の瞬きの中に見つけた
彼らからの儚いシグナル
走り書きしたパターン
それは僕の心臓の鼓動のもの
だったのかもしれない
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
この歌物語の主人公の男性は、複数の人が発する「信号」に気づきました。
お互いに面と向かって対峙しているわけではなく、信号を介して存在がわかった状況です。
その信号は夜空に浮かぶ輝き。
男性のハートビートとも重なります。
光や音のようなものをメッセージとして受け取り、存在を認識したことが伝わってきます。
届いたメッセージの内容
The letter teaches
how to love
To love the world
Hands in tremble
Unfinished dream
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
非常に静かな始まり方でしたが、ここで一気にボーカルもシンセサイザーの音色も高揚します。
愛し方が記された手紙
世界の愛し方を
震える手
見果てぬ夢よ
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
男性は複数の人から受け取った信号からメッセージを読み取ったようです。
その内容はすべてを愛で満たす方法。
様々な情報が飛び交うデジタル社会では、殺伐とした雰囲気が漂うことも少なくありません。
それでも、だからこそ必要なのは愛。
確かにその通りですが、どうすれば愛に満ちた世の中になるのでしょうか。
やり方がわかったとしても、実践するのはなかなか難しいかもしれません。