誰しもが目を奪われるほど光り輝いている原石なんて、この世には存在しません。

原石は磨き上げることによって少しずつ輝きを増していきます。

しかし、最初から原石の磨き方を知っているのなら誰も苦労はしません。

純金が世に出てこられたのは、先人たちが多大なる労力と時間をかけたからこそなのです。

つまり何が言いたいのかといいますと、原石の磨き方を頭で考えたところで、何も始まらないということ。

「本物」になるためには、まずやれることを片っ端からやるしかないのです。

原石の磨き方に正解なんてない

本物達が色褪せさせないHEART
胸に抱いた
WELCOME TO THE 24WORLD

出典: 24WORLD/作詞:STY、KUBO-C、P-CHO、Tomogen 作曲:STY、Maozon

そうは言っても、原石はそんな簡単に輝かせられるものではありません。

時には「本当にこの原石は輝くのだろうか?」と疑心暗鬼になってしまうことだってあるでしょう。

しかし、新しく足を踏み入れようとしている世界には、支えてくれる仲間がいます。

彼らだって、元を辿ればみんな同じ原石。

今日に至るまで、がむしゃらに自身を磨き上げてきました。

たとえ今の輝きが100%じゃなかったとしても、世界を照らそうとしている事実に変わりはありません。

不器用ながらも仲間と試行錯誤して、もっとキラキラした世界を創ろうとしている。

そんな未完成の世界こそが“本物の世界”なのではないかと私は思います。

“本物の世界”はHIROが長年夢見ていた世界

【24WORLD/EXILE TRIBE】歌詞に込められた意味とは?テーマは”本物の世界”!の画像

HIROはEXILE結成以前、ZOOのメンバーとして活動していました。

ところがHIROの発言によって、グループは解散してしまいます。

五十嵐 広行(いがらし ひろゆき、芸名:HIRO、1969年6月1日 - )ダンサー、プロデューサー、実業家。ZOO、J Soul Brothersでの活動を経てEXILE

こちらのサイトには、HIRO自身が当時を振り返ったときの発言が記載されています。

人生はたった一度きり。

HIROが「考えるよりまずやる」というポリシーに至ったのは、こういった実体験で学んだことが反映されているからかもしれませんね。

“本物の世界”への入り口とは

思わず舌を噛んでしまいそうな歌詞が綴られているラップ部分には、「24WORLD」へのアクセス方法が記されています。

ここで1つ勘違いしてほしくないのは、この「24WORLD」へのアクセス方法はHIROから教えられたものではなく、24karatsの魂を受け継いだ彼らが自身で見いだしたということ。

追い求める者はやがて「本物」に

そうデジタルが溢れる近未来
でもアナログな繋がり信じたい
この言葉 身体 築く新時代
24 それは時空を超えた 胸に込めた
BRAVE NEW WORLD
理想ばっかじゃ単なる夢と化す
マジ欲しい奴ならば手を伸ばす
DON’T BE AFRAID
羽ばたけ その瞬間解き放たれる
IT’S A NEW WORLD

出典: 24WORLD/作詞:STY、KUBO-C、P-CHO、Tomogen 作曲:STY、Maozon

日本を代表するようなアーティストでも、世界のトップに君臨することは決して簡単にできることではありません。

いつだって上には上がいるし、時には敵わない相手だっているかもしれない。

しかしそれを恐れていては、いつまで経っても海を越えることなんてできません。

恐れるな!欲しいものはどんな手段を使ってでも手に入れろ!」 そう自分に言い聞かせて、彼らはさらなる高みを目指します。

そして追い求めるうちに、やがて彼らは「本物」へと進化を遂げるのです。

歌詞の中に出てくる「アナログな繋がり」は、おそらく24karatsの魂の継承を指しているのでしょう。

「本物」の魂を受け継いだ新鋭たちが、さらなる新時代を創り上げていく。

それが“本物の世界”への入り口なのです。

過去3部作を振り返る

1作目「24karats –type EX-」

【24WORLD/EXILE TRIBE】歌詞に込められた意味とは?テーマは”本物の世界”!の画像

今では「本物」の存在である彼らも、当時は「夢を掴み取りたい!」という野望がむき出し。

とにかく世界中から注目されるような輝きを放っていくから黙って俺らについてこい!と言わんばかりの勢いが感じられます。

この時点での「24karats」は彼らが目指す存在であり、まだ「本物」とは何か模索中なのです。

2作目「24karats STAY GOLD」