HIROOMI TOSAKAワールド全開な2ndシングル

三代目JSBとは別に活動する、登坂広臣さんのソロプロジェクト第3弾・「OVERDOSE」

静かですが内に秘めた熱さのあるメロディです。

登坂さんらしい、ロマンチックかつダークな世界観全開になっていますね。

YouTubeにはMVも公開されていて、登坂さんご本人が登場するバージョンは面白い仕掛けがあります。

ソロプロジェクト第2弾の「Naked Love」を聴いている人は、よりMVを楽しめるでしょう。

「過剰摂取」を意味するタイトルですが、何を摂取しすぎてしまったのでしょうか。

奥深い「OVERDOSE」の歌詞を見てみましょう。

愛する人がいなくなって

「OVERDOSE」は愛する女性と別れることになり、悲しむ男性を主人公としています。

ある意味失恋ソングとも、失恋した後のエピローグとも呼べるでしょう。

一番好きな人と一緒にいられなくなってしまうのは、物凄く深い悲しみを感じるものです。

恋を終えて一人になってしまった彼は、何を感じるのでしょうか。

消えた指輪

思い出だけが残る町(町.町)
何もないこの手元には(Yeah yeah)
二人でつけてた指輪
どこかに消えたのさ No where
No where!!

出典: OVERDOSE/作詞:Yohei 作曲:UTA

失恋後、主人公は虚ろな気持ちで町を歩いているようです。

そこはかつて、彼女と一緒に歩いたりデートしたりした場所だったのでしょう。

風景を見る度に、付き合っていた頃の思い出が蘇ってくるのかもしれません。

当時ペアルックか何かでつけていたらしい指輪もなくなってしまいました。

自分で外したわけではないのでしょうか。

まだ相手のことが好きなのなら、外さずにつけていてもおかしくありません。

となると、落としてしまったり相手に勝手に持っていかれたりした可能性もあります。

失くした指輪を探すためにわざわざ思い出のある町に来たのでしょうか。

それか、指輪を失くして思い出に浸るために来たとも考えられるでしょう。

しかしどこを探しても見つからず、主人公は虚しい叫びを上げるのでした。

見えない真実

なにもかもが偽りさ(Hey)
君の涙さえも I don’t believe it(Ho)
意味もなく佇み Drinkin a lot
寝れない夜 真実は闇の中(Ah ah ah)

出典: OVERDOSE/作詞:Yohei 作曲:UTA

恋が終わった今、男性にとっては相手の全てがだったのかと疑念を抱いています。

そこまで考えてしまうということは、相手の方から一方的に別れを告げられたのかもしれません。

泣きながら好意を告げられたことがあっても、今になると本当にそうだったのかと怪しんでしまいます。

もうあの時から愛想を尽かされていたのではないかと、色々考え始めているのでしょう。

どうであれ、真相は闇の中

どんなに考えても答えはでません。

主人公はそれが分かっているから、やけ酒に走っているのでしょう。

英語の「Drink」は、飲み物を指す単語がなければ「酒を飲む」という意味になります。

お酒の力を借りても尚、気になって眠ることができないようです。

24と7

Still call your name また夢の中
迷い続ける24/7 4..7 4..7

出典: OVERDOSE/作詞:Yohei 作曲:UTA

やっと眠れたと思いきや、夢の中でも彼女を求め続けています。

ここまでくると重症というか、受けたダメージがどれほどのものだったのか分かる言葉でしょう。

日頃から、好きな人のことで頭の中がいっぱいになっているようです。

最後には「24/7」という謎めいた数字が出てきます。

時折ラップなどで登場する言葉ですね。

後ろの「4」と「7」は、エコーややまびこのように反射して聞こえてくる声を表しているのではないでしょうか。

この謎の数字にはきちんとした意味がありますが、知っている人でないと分からないかもしれません。

この数字の意味は後で解説しましょう。

消えることのない愛の炎