「RAY OF LIGHT」は中川翔子が主人公と父親の姿に自分の想いを重ねて作詞したハガレンED曲！

ずっと答えが出ないまま閉じ込めていた葛藤。

それが少しだけ受け入れられるようになります。

父親と同じ世界に立って初めて、父親の事が理解できるようになったのでしょう。

未来はまだ続いてきます。

新しいステージに立って新しい景色を見ても、失ってしまったものは戻りません。

むなしく時が過ぎるばかり。

けれどそんな中でも前に進んでゆくしかないのです。

やっと本当の自分の気持ちを見つけることができた。

だからこそもっと強くなりたい。その気持ちに嘘をつかないために。

父親を失った日からずっとこらえていた涙。

泣かないと誓ったけれど、こぼれてしまいます。

けれど、それはきっと自分と向き合えたからこそ、流れた涙なのではないでしょうか。

時間だけが一刻一刻と過ぎていき、大人になっていく自分。

けれど大人になれない部分ばかりが目について、わからないことばかりが気になって。

葛藤はいつまでも残るけれど、未来はすぐ目の前。

わからないことを抱えながらも、未来への希望をあきらめない、そんな力強い歌詞です。

「今日よりもっと強くなりたい」

その気持ちは最初願いにも似た儚いものでした。

けれどこの歌の中で流れた時間が、その思いを確かなものにしたように感じます。

歩き続けた今までの時間。その中で自分と向き合い答えを導き出せるまでに成長できたのでしょう。

晴れ晴れとした空を見上げ、答えを探せるくらい、父親のことも自分のことも受け入れることができた。

それは夜明けの光のように、確かに自分を照らしてくれる事でしょう。

今回は鋼の錬金術師・EDテーマ「RAY OF LIGHT」を紹介しました。

ミドルテンポでどこかさみしげなメロディですが、歌詞の内容は自らの葛藤、父への想い、そして成長をえがいたとてもポジティブなものでした。

しっとりとした雰囲気の中で、静かな決意が感じられる名曲だったのではないでしょうか。ぜひ聞いてみてください。