Suchmosとは

Suchmosの楽曲「MINT」の再生回数が凄い!YONCE作詞の歌詞とは?の画像

2013年から活動中のロックバンド

Suchmosは2013年に活動を開始したロックバンドです。バンドとしては珍しくDJなどを含む6人編成という大所帯で、幅広いサウンドで独自の世界観を作り出してきました。

その音楽性はソウルやジャズ、R&Bやヒップホップなど多彩な要素を含んでいます。

ジャミロクワイやディアンジェロの影響が見られる楽曲の数々は、日本人離れした洋楽チックなセンスで多くの音楽ファンを驚かせ、魅了してきました。

そんなブラックミュージックの要素を多分に含む世界観の中で、チバユウスケやフレディー・マーキュリー、カート・コバーンなどロック系のボーカリストの強い影響を公言するボーカルYONCEの声が個性を見せています。

芯のある力強い歌声は、オシャレなサウンドと融合して大きな魅力となっています。

2nd EPのリード曲「STAY TUNE」は音楽好きの若者の間で社会現象ともいえるブームを巻き起こし、Suchmosが知名度と人気を得るきっかけとなりました。

以来彼らは、邦楽若手バンドの中でも特に大きな注目を集めています。

Suchmos「MINT」

「MINT」はSuchmosの3rd EP「MINT CONDITION」のリード曲です。

このEPはオリコン週間チャートで14位を記録し、「STAY TUNE」を収録した前作に続いてスマッシュヒットとなりました。

ミドルテンポのビートにファンキーなベースが乗り、ギターやキーボード、DJが洗練されたサウンドを重ねてそこにYONCEのボーカルが表情豊かに合わさります。そうやってめまぐるしく展開していく音楽が聴く人を楽しませてくれます。

このEPはジーンズブランド「リーバイス」とコラボしたプロモーションが展開されており、ジャケットやMVにもその要素が現れています。

「MINT」の作り込まれたMVを見る

楽曲やSuchmosの世界観を具現化したMVも要注目です。

曲だけでなくメンバーのファッションや立ち姿にもファンが多いSuchmos。

MVではそんな彼らの魅力が存分に発揮され、映りこむ背景やアイテムも相まって、日本を舞台にしながらアメリカにいるような不思議な空気感が漂っています。

若手クリエイターが集結して作り上げられたこのMVは「MTV VMAJ 2016」で最優秀邦楽新人アーティストビデオ賞を受賞しており、その洗練された映像の評価の高さがうかがえます。

現在(2017年7月時点)YoutubeのMVは1000万再生超えという新人アーティストのMVとしては脅威的な数字を誇っています。彼らへの注目の大きさが分かる再生回数です。

「MINT」の歌詞を紐解く

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「MINT」の詞はボーカルであるYONCEを中心として書かれています。

そこには彼の美意識や世界観が表れ、独特の空気を形作っています。

そんなこの曲の詞を紐解いていきましょう。

気怠げな雰囲気が漂う導入

ハイゲインノイズでノックアウト
ふらふらで 大気圏までGOだ
しけた顔は やめとけ
冴えないAll young dude
洒落たカッコじゃ隠せない
Baddy never tells A lie
目が慣れたら ひとまず
気の抜けたコーラでも飲んで

出典: MINT/作詞:YONCE 作曲:Suchmos

「気の抜けたコーラ」など良い意味で力が抜けたような表情を見せる歌詞からは、気だるげな雰囲気が漂います。

目的もなくふらっとストリートを歩いているような風景は、それだけで何だかかっこよさを感じますね。

アメリカの若者の日常が景色となって浮かんでくるようで、サウンドと詞だけでそんなシーンを見せてくれるハイセンスな言葉選びが魅力的です。

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仲間と過ごす時間

周波数を合わせて
調子はどうだい? 兄弟、徘徊しないかい?
空白の何分かだって
その苦悩や苦労を Blowして踊りたい

出典: MINT/作詞:YONCE 作曲:Suchmos

「兄弟」と呼べる仲間たちと街をあてもなく徘徊する。それはたとえ空っぽで中身がなくても、楽しい時間です。

そんな無意味で楽しいだけのひと時が、人生においてかけがえのない大切なものだったりもします。

めんどくさいことは忘れて、少しの間全てから開放されて街の空気の中を漂う。そんな若者たちの情景が見えますね。

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