サビに入り、ここではたたみかけるように「なぜ?」と問いかけています。
誰もが考えたことのないような自然の現象についての疑問が多いですね。
花や蝶は理由もなく咲いたり飛んだりはしません。
どんな現象にも必ず理由があり、その答えもまた自然の中にあります。
それらのほとんどは子孫を残すために行っているものです。
人が細かなことに疑問を持ち、その答えを追求していく様子を歌っているのでしょう。
We have to do it
What is the mission?
出典: ナゼー/作詞:秋元康 作曲:小山雅弘
また間奏に入り、別の英詞が登場します。
日本語に訳すと「私たちがしなければいけない使命とは?」です。
少しスピリチュアルな考え方になりますが、誰しも何かしらの使命を抱えて生まれてきます。
生涯を通じて果たすべきものです。
それは自分が自然に心惹かれるものにあるといわれています。
やりたいことを見つけなさいという先人の教えにはそういった意味合いも込められているのです。
この英詞では、人生を通して考えるべき疑問について綴られていることがわかります。
2番の歌詞を徹底解釈
一生追い続けるもの
僕らは命ある限り
ずっと問いかける
不思議なことばかりが
そう次々 起きるよ
出典: ナゼー/作詞:秋元康 作曲:小山雅弘
1番の歌詞では「人生」にスポットが当てられていました。
2番の歌詞からは「命」や「宇宙」といった、さらに大きな物事に目を向けるようになっていくのです。
この始めの詞では、生きている間には予想外のことばかり起きると歌っています。
様々な疑問が降りかかり、想像通りの人生にはならないということです。
しかし、疑問を追い続けることは新しい楽しみに巡り合うきっかけにもなります。
浮かぶ浮かぶ疑問たちよ
どんなことを今 知りたいのか?
すべてすべて教えてくれ
無視できない向上心だ
出典: ナゼー/作詞:秋元康 作曲:小山雅弘
日常が退屈だという人に限って学ぶことを止め、何に対しても疑問を持たずに生活しています。
この部分では、常に学ぼうとする姿勢を大事にしてほしいという想いが込められているのではないでしょうか。
平凡な人生を抜け出すヒントは身の回りに溢れています。
何かを学んでみようという気持ちになれる詞です。
宇宙の神秘
ナゼー ナゼー
風は吹くのだろう
ナゼー ナゼー
誰に何のために
(青い空 ちぎれ雲を運ぶ)
時は流れ止まらない
ナゼー ナゼー
星は輝くのか
ナゼー ナゼー
永遠の宇宙の中に
ヒントはあるんだ
(いつか)
気づく日が来るのだろうか?
出典: ナゼー/作詞:秋元康 作曲:小山雅弘
2番のサビでは、自然よりもさらに広大な「宇宙」に対する疑問にスポットが当てられています。
宇宙の謎は人類が一生をかけて追い求める問題です。
最後の一行では、生きている間に宇宙の真意に辿り着けるのかどうかという疑問が生まれています。
終わりなき探求心を表わしている詞なのです。
新たな命
地球上のどこかで ほら
新しい命の声が
叫ぶように聴こえて来るだろう
(ずっと)
謎は続くよ
出典: ナゼー/作詞:秋元康 作曲:小山雅弘
毎日新しい命が生まれると同時に、新たな「なぜ?」も生まれるということをこの部分では伝えています。
一言で疑問といっても、十人の人がいれば皆違った「なぜ?」を持っているのです。
新たな命が生まれ続けている限り、それと比例して新たな謎も生まれ続けます。
今、この瞬間にもです。
この後にもう一度1番のサビが歌われ、最後の詞へと続いていきます。
自分で考える
ランララン… その時まで
(自分の中の知りたいことを)
ランララン… 考えよう
(そのままにはしない)
ナゼー ナゼー
出典: ナゼー/作詞:秋元康 作曲:小山雅弘