山猿【Happy Birthday】歌詞の意味を解釈!涙がいらない理由とは?咲いた花が表すものに迫るの画像

幸せの形は人それぞれです。

愛する人が側にいればそれで幸せという人もいれば、お金がすべてという人もいるでしょう。

では、親にとっての幸せとははなんでしょうか?それは子供の笑顔です。

親は子供が笑顔でいてくれることに幸せを感じます。

君の笑顔

めちゃくちゃでかい幸せって何?
それに気づけたこと それは奇跡
ありがとうMy Friend それに家族や大切な人たちへ
余計な涙はいらない グラスに映った笑顔 それがいい

出典: Happy Birthday/作詞:山猿 作曲:山猿/RYLL

親が子供に望むことはたった1つです。笑っていてほしい。

勉強をきちんとしてほしい、友達と仲良くしてほしい、親はいろんなことを望んでいます。

しかしそれらはあくまでも希望であり、とにかく子供が笑顔でいてくれることを望んでいるのです。

この歌詞の1行目に、「余計な涙は」というフレーズがあります。

笑顔でいてほしいから、涙はいらないと歌っているのでしょう。

愛おしくてたまらない

山猿【Happy Birthday】歌詞の意味を解釈!涙がいらない理由とは?咲いた花が表すものに迫るの画像

君のパパとママには今日が それはそれは特別な日なのさ
忘れもしない初めて抱いた日 小さな手で握り返してくれた
あの日あの時君が生まれてさ この家に笑顔が増えたんだよ
一年に一度の今日は記念日 お金じゃ買えない大切なもの
とびっきりの笑顔でハイチーズ Dear 大切な君へ
ありったけの愛をFor You

出典: Happy Birthday/作詞:山猿 作曲:山猿/RYLL

この歌詞からは、子を想う親の愛情がダイレクトに伝わってきます。

産まれたばかりの赤ちゃんはとても小さく、抱っこするのも恐る恐るです。

恐る恐る抱き上げた小さな我が子。親は我が子の小さな手にそっと手を添えたのでしょう。

小さな手で握り返してくれた瞬間、親は何ともいえない幸福感に包まれたはずです。

自分がこの子を守らないといけない、そんな使命感も芽生えたでしょう。

歌詞の4行目に、「お金じゃ買えない」というフレーズがあります。

このフレーズからも、親が子供の誕生日をとても大切に思っていることが分かります。

花が意味するもの

山猿【Happy Birthday】歌詞の意味を解釈!涙がいらない理由とは?咲いた花が表すものに迫るの画像

この世界にまたひとつの花が咲いた
君と出会えた嬉しい気持ちは 大切な君へ届くかな

出典: Happy Birthday/作詞:山猿 作曲:山猿/RYLL

サビの部分で繰り返されるこのフレーズ。「花」は嬉しいという感情を表しています。

感情は形がなく、目に見えません。

しかし花のように、閉じたり開いたりしているのではないでしょうか。

感情は初め蕾の状態で、嬉しさを感じた瞬間に花開くのです。

嬉しいと感じるたびに開く感情の花。

「君」と出会えた嬉しさで、蕾だった花が開いたのでしょう。

嬉しいという感情を表現するのはとても難しいです。

だからこそ、咲き誇る花に例えて表現したのではと考えることができます。

魔法のような時間

山猿【Happy Birthday】歌詞の意味を解釈!涙がいらない理由とは?咲いた花が表すものに迫るの画像

神様お願い時を止めて・・・ もう少しだけこのままで居させて
明日になれば魔法も解ける なら今夜ウンと笑おう
喜びは明日を満たすから

出典: Happy Birthday/作詞:山猿 作曲:山猿/RYLL

歌詞の2行目にある「魔法」というワード。

誕生日の幸せな時間はまるで魔法のようだと感じているのでしょう。

誕生日というだけで、ドキドキと胸が高まり、何ともいえない感情が押し寄せてきます。

その感情を、「魔法」に例えているのでしょう。

魔法が解けるように、次の日からはいつもと同じ日常が始まります。

しかし楽しかった想い出が消えることはありません。だから、楽しい想い出をたくさん作ろう。

歌詞の3行目の「笑おう」というワードには、そんな意味が込められていると考えることができます。

この楽曲が伝えたいことは?

最後に、この楽曲に込められた想いを考えていこうと思います。

山猿の公式YouTubeチャンネルで公開されたMV

このMVがすべてを物語っていると考えることができます。

登場人物はシングルマザーと誕生日を迎えた女子高生です。

女子高生は誕生日を楽しみにしていましたが、お母さんは仕事が忙しく一緒にいることができません。

楽曲では誕生日は特別な日だと歌っています。

それなのに、なぜMVでは一人ぼっちの誕生日を迎える女子高生の姿を描いたのでしょうか?

それこそが、この楽曲に込められた想いなのです。