【HATE】Charisma.comが世の女性に牙を剥く！黒い人間が登場するMV・歌詞の意味を解説！

「がめつく」とはガツガツ何かを欲しがっている様子で、それが「ストロング」なのでかなり強力な感じですね。

イタリアは高級ブランドが多く、また恋愛に情熱的な国というイメージもあります。

「イタリアみたく」は、恋愛にもファッションにも貪欲な様子をあらわしているのでしょう。

そのような人は「真っ赤なルビー」のように主張が強すぎて、「なんか無理」と感じています。

しかも、街中に大勢同じような「パクリ」の人がいたら耐えられないですよね。

とりあえず、何も考えずに「可愛い〜」って言ってしまう人いますよね。

あれは、敵を作らないための身を守る方法であり、自分の感性がズレていないことをアピールしているのかもしれません。

ブームになれば当然のように受け入れる人ばかりで、似たような「美しいもの」に世間はあふれていると感じています。

「雰囲気はjuicy」でみずみずしい新鮮な様子なのに、実際は違います。即席で作られた狡猾な女王様なのです。

同じようなリズムで「うなずく」とは、絶妙なタイミングでお手本通りに相槌を打つ様子だと思います。話のわかる聞き上手として、男ウケは抜群でしょう。

それは、エレガントで品のある女性ではなく、ただ「派手なだけ」と非難しています。

それほどタフなのに、都合の悪いことがあったらお腹を壊します。

そして、泣くべきタイミングで「無理して」泣いて、感情もコントロールするのです。

まったく「雅」でも、完璧でもないですよね。ずる賢いとしか言いようがありません。

でも、そのような様子が「インスタントQueen」にとっては「ユートピア」なのだろうと吐き捨てています。

知っているのは表面上の「スタイルだけ」で、本質がないという意味でしょう。

アイドル・女優・かわいい同期の女の子にようになりたいと口にしますが、違う人間なので無理です。

なれないことははじめからわかっていますが、伝えてもわからないだろうと「なれないから頑張りなさい」と言っています。

バッサリと切り捨てる痛烈なメッセージです。ただ、ここまで行くと清々しさすら感じますよね。

敵を作ることを恐れて、自分をまわりの流行や空気に合わせていたら自分が誰だかわかならなくなってしまうでしょう。

しかし、それをやめれば敵を作ることになります。まわりと違う人を、人は共通の敵にしがちです。

それに対して、「負ける気しない」「やめるきない」のはとても格好良いですよね。これがCharisma.comのスタンスなのでしょう。

流行に乗ったスタイルはクールかもしれません。しかし、コロコロと変わっていく様子は、傍から見ているととても愚かではないでしょうか。

『HATE』のMVはCharisma.comの２人が銃などの武器を手に取って暴れまわるエキセントリックな映像となっています。

最後に2人が黄緑色の血を流して倒れるシーンには、思わずギョッとしてしまうでしょう。

まわりにいる黒い人間は、人の内側にある「ダメな部分」をあらわしているのだそうです。黒い人間のダンスはダンスアーティスト「黄帝心仙人」監修です。

ショッキングな映像の裏には、自分の「ダメな部分」に打ち勝つという深いメッセージが込められています。

残念ながら、Charisma.comは1月28のライブをもって、無期限活動休止となりました。DJゴンチの脱退がおもな理由のようです。

それに伴って、2018年1月に彼女たちの活動を総括するベストアルバム『Charisma.BEST』が発売されました。

このベストアルバムには『HATE』はもちろん、話題の新録曲『りぼん』も収録されています。

ファンの方はこのベストアルバムを聴きながら、いつの日か活動が再開されることを期待しましょう。

彼女たちの音楽についてもっとよく知りたいという方は下記の公式サイトをご覧ください。