あれほど生きてきたけど全ては夢みたい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい

出典: きらり/作詞:藤井風 作曲:藤井風

今まで生きてきて、色々な人を見てきました。

沢山魅力的な人もいるし、他にも経験できるけれど、君が良いのです。

何もかもを凌駕し、純粋にその相手を想う姿が美しいです。

ストレートな表現にぐっときます。

他の人が何を言おうと、自分はこうなのだと決意を表明できるのはなかなかです。

どこにいたの探してたよ
連れてって 連れてって
何もかも捨ててくよ
どこまでもどこまでも

出典: きらり/作詞:藤井風 作曲:藤井風

自分の人生で大切な人に出会えた時、こんな感情になります。

今までお互い一人で生きてきたけれど、ようやく出会えました。

あなたを探していたのだと。

自分の知らないあなたと二人だけの世界に連れてってと言っているようです。

何もかもを犠牲にしても、あなたと二人で駆け抜けていきたい。

強い意志を感じます。

ゴールはなく、どこまでも走っていけるくらいワクワクしています。

二人だから

君と生きていきたい

荒れ狂う 季節の中も群衆の中も
君とならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり

出典: きらり/作詞:藤井風 作曲:藤井風

どんな状況に置かれても、あなたとならば乗り越えられる。

それもさらりと超えていけそうです。

過去も未来も、あなたといればすべてがきらりと輝きます。

そんな風に出会えた奇跡を感謝しているようです。

さらりやきらりの感情は人それぞれですが、何となく軽やかなイメージを持ちます。

人生そのもの、生き方そのもがきらりとしています。

完璧な人生などなく、どんな場面も光輝く。

決して卑下することなく、自分の人生を受け入れて大事に想う姿勢が強さにもなっています。

無くしてしまったものを振り返って ほろり
時には途方に暮れてただ風に吹かれて ゆらり

出典: きらり/作詞:藤井風 作曲:藤井風

過ぎて行く日々の中で、時には立ち止まり振り返ることもあります。

少しだけ感傷的になったり、思い出したり。

何かを手に入れると何かを失うこともあります。

失ったものを思いだせば悲しい気持ちにもなる。

それがほろりという言葉で表現されています。

何も考えずに風に揺られる日もある。

そんな人生の一部を表現しています。

息せき切ってきたの
行き先は決めたの
迷わずに行きたいけど保証はないよ
何か分かったようで
何も分かってなくて
だけどそれが分かって本当に良かった

出典: きらり/作詞:藤井風 作曲:藤井風

あなたと歩んで行くと決めてから、どこへ行くかも決めた。

その行き先とはいったいどこなのでしょうか。

決めたけれど、もしかすると迷いも出てくるかもしれません。

それでも良いのです。

自分と向き合って決心して、それを感じているだけでも十分。

それを理解しているかしていないかで、大きく変わるのです。

今までわからなかった自分の気持ちに気づけたのです。

どんなことがあっても

生きてきたけど全ては夢みたい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい

出典: きらり/作詞:藤井風 作曲:藤井風

なぜ夢みたいなのでしょうか。

今までの人生を振り返って、夢のような時間だったと思っているのかもしれません。

そしてどんな状況でも、どんなことがあってもやっぱりあなたがいい。

それだけは確証をもって言えます。

人生を見つめて、振り返って俯瞰しているかのようです。

自分の気持ちを再確認しているようです。

決めた行先はどこ?

今までの行き先は、自分にとって大切なあなたに出会うための旅でした。

出会いも別れも繰り返し、自分を見つめてきました。

その中であなたに出会い、二人で歩むことを決めたのです。

二人が出会ってからの行き先は、二人で歩む人生そのものです。

新しい日々を探さずとも、既に目の前にあるように。

二人の行き先はこの世で何が起きても一緒にいる日々、人生なのかもしれません。

そんな決心がこの楽曲には表れています。

自分を見つめて、自分の気持ちに気づいて正直に表現する。

とても美しいです。