『Flying Fish』と色と歌詞

アオハル

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映像と歌詞の内容がリンクしている『Flying Fish』のMV

そこで『Flying Fish』の歌詞の内容について触れていきます。

歌詞カードを一目見ただけでたくさんの色が歌詞の中に含まれていることが分かります。

青春って言う 時間の次の春は どんな
色をしながら 僕を待っているんだろう?

出典: Flying Fish/作詞:小竹正人 作曲:Mahoney,Andrew Eagle

ここでは「青(ブルー)」が出てきます。

表現がオシャレですね。青春=アオハル

人間は生きている限り、スタートとゴールを繰り返します。

ゴールしても、また次のスタートが待っています。

そして、再びゴールに向かって走らなくてはいけません。

人生はその繰り返しです。

受験生であれば、志望校に合格しても次には大学受験や就職試験が待ち受けています。

社会人ならば、今日大きな仕事を終わらせたとしても、翌日にはまた新たな仕事を始めることになるでしょう。

GREEN、GREEN、WHITE、BLACK

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そして、こう続きます。

爽快 Green Green ここから また走り出す!

白黒がつかない もどかしさを感じたときには
曖昧の狭間 もがくのも 必要(Important)

出典: Flying Fish/作詞:小竹正人 作曲:Mahoney,Andrew Eagle

心身共に疲弊し、悩み、歩むスピードが遅くなったり、時には立ち止まることもあると思います。

そのこと自体は決して悪いことではありません。

全速力でずっと走り続けていたら、息切れしてしまいますから。

大切なことは、その後、再び歩みを進めるためにどのように考え行動するか。

そして「絶対にまた走り出す」という想いを捨てないことです。

前述したトビウオも、空中へ飛び出して長く滑空するために、海の中を物凄い速さで泳いでいます。

人間も同じではないでしょうか。

結果はもちろん重要ですが、そこに至るまでの過程が重要なのです。

しっかり準備をすること。

たとえ今は上手くいかなくても腐らずに目標に向かって努力すること。

こういった地道な行動の大切さを『Flying Fish』は教えてくれているような気がします。

『Flying Fish』と自分自身と

ほんの少し 昔を振り返れば きっと
答えはあるよ それが生きてきた証

出典: Flying Fish/作詞:小竹正人 作曲:Mahoney,Andrew Eagle

この歌で1番伝えたいメッセージはこの部分ではないでしょうか。

誰しも必ず人生の壁にぶつかることが出てきます。

その高い壁を乗り越えようと、新しい方法を試したり、壁の乗り越え方を他人に聞いたりします。

でも壁を乗り越える方法、すなわち答えは、案外自分自身の中にあることが多いのです。

そんな大切なことを、この詩と色とFANTASTICSメンバーが身をもって伝えてくれていると感じます。

『Flying Fish』とFANTASTICSと

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テレビ番組で行われたオーディションでFANTASTICSメンバーの座を勝ち取った、中島颯太さんと八木勇征さん。

歌手になる夢を実現するためにオーディションを受け過酷な合宿審査を乗り越えてきた2人です。

MV中盤でボーカルの中島さんが深い森の中で1人歌っているシーン。

これは、新たにFANTASTICSの一員となった2人の歩んできた道を表現しているように感じました。

森の中を抜けた目の前には、どこまでも広がる青い空と海。

そこで待っているパフォーマーに、ボーカル2人が加わって、一緒になって踊ります。

「FANTASTICS」というグループとして歩んできた道のりと、MVの内容がリンクしているように感じました。

『Flying Fish』と9人と

もう1人のメンバー