人生を歌った、これまでにない曲

UVERworld【ハルジオン】歌詞の意味を徹底解釈!別れが必要なのはなぜ?空へ届ける想いを紐解くの画像

この楽曲は、彼らの12枚目のシングルに収録されています。

ボーカルのTAKUYA∞はこう語っています。

主に「人生」について歌った曲で、地元の仲間についても歌っている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/儚くも永久のカナシ

作詞を担当したTAKUYA∞にとって非常に思い入れが強い曲のようです。

4枚目のアルバムと33枚目のシングルにも収録されています。

実際にあった出来事を元にしている、リアルな歌詞が特徴です。

ライブでもよく歌われる曲だとファンには広く認知されています。

2019年の生誕祭ライブでも演奏され、大いにその場を沸かせました。

死生観について考えさせられる歌詞に注目してみてください。

誰に捧げる曲なのか

空にいる仲間

それではここから、歌詞の意味に迫っていきます。

始まりは穏やかなメロディーからスタートするこの曲。

まるで、隣を歩くTAKUYA∞が優しく語りかけてくるようです。

今日は一人で歩く そうやって好きに生きてきた
仲間の内の何人か 空に居るから 俺は上を向いて歩く

出典: ハルジオン/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞

自由奔放に生きている主人公。そんな彼にも仲間がいます。

しかし、仲間の内の数人は死んでしまいました。

それでも上を向いて生きると主人公は誓っているのです。

作詞を担当したTAKUYA∞の実体験であることは有名な話。

彼は他の楽曲でも、仲間を失くしたことについて何度か触れています。

有名なのは、「いつか必ず死ぬことを忘れるな」という曲。

これは、東日本大震災があった年に発売されたアルバムに収録されました。

気になる方は、ぜひ一度聴いてみてください。

簡単に言えない言葉

それぞれが抱えてる 大抵の問題なんて 一言では言えない事ばかりだから

出典: ハルジオン/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞

この歌詞から、悩みを理解し合えない人の寂しさを感じます。

誰もが孤独のなかで生まれ、死んでいく。

自分で死を選ぶことはもちろん肯定できません。

しかし、簡単に死ぬなとも言えないのでしょう。

その人にしかわからない深い悩みや悲しみがあるのです。

だからこの曲は一人称で語られています。

TAKUYA∞が個人的に感じたことや考えたことが軸になっているのです。

無責任の励ましは一切抜きの、押し付けがましくない内容です。 

ただ今を生きるだけ

命のルール

新しい命 旅立つ命 
止まること出来ぬ毎日で必要な別れも

出典: ハルジオン/作詞:TAKUYA∞ 作曲:彰,TAKUYA∞

生まれてくる人、死にゆく人。命には必ず、始まりと終わりがあります。

寿命を知ることは誰にもできません。最後まで生きることしかできません。

そんな長い人生の中で、大切な人との別れを経験することもあるでしょう。

命は移り変わるものだからこそ、別れは必然なのです。

生きて死ぬという現実を、冷静に見つめている主人公。

リスナー全員にも関係がある、命のルールについて歌っています。