曲のテーマ
デジタルシングルとしてリリース
今回紹介する【Easy Breezy】はデジタルシングルとしてリリースされました。
アニメ『映像研には手を出すな!』の主題歌に起用されたことで知ったという方も多いのではないでしょうか。
【Easy Breezy】の歌詞の内容は好きなことを突き通す楽しさを表しています。
これは『映像研には手を出すな!』のストーリーとも繋がりが深いテーマです。
周りに変な人だと思われても、好きなことを好きなようにやりたいと感じたことはありませんか?
夢中になるものを見つけた人間の、無鉄砲なかっこよさを歌詞から感じていただけると思います。
まるで、Chelmico自身の生き方を描いているようです。
曲名の意味
曲名である【Easy Breezy】は日本語で「大したことない」という意味です。
夢を追っている最中には様々な障害があります。
どんな障害にぶつかっても「大したことない」と開き直る強さを持ってほしいという想いが詰まっているのです。
Chelmico自身も順調に音楽シーンを駆け上がってきたわけではありません。
だからこそ、夢を追う背中を押す手助けをしたいのではないでしょうか。
こういったテーマ性を知っていると、歌詞の内容を深く理解することができます。
それでは【Easy Breezy】の歌詞の考察を進めていきましょう。
1番の歌詞を考察
夢を描くということ
はい、始まった 絡まった
からかったやつらは
どっかに いっちゃった
出典: Easy Breezy/作詞:Rachel,Mamiko 作曲:ryo takahashi,Rachel,Mamiko
主人公が周囲にからかわれている描写から歌詞は始まります。
しかし、主人公はどんな言葉にも動じなく、馬鹿にしがいがないようです。
からかっていた人達はどこかへ行ってしまいました。
誰に頼まれたわけでもないのに
止まらね~筆 ここでは誰もが王様なのね
出典: Easy Breezy/作詞:Rachel,Mamiko 作曲:ryo takahashi,Rachel,Mamiko
最初の一行は、誰かのために受験や就職活動を行っている人に対するメッセージです。
夢というのは誰かに強制させられるものではなく、自分自身ががやりたいとことでなければ意味がありません。
その後に続く「筆」というワードは、「夢を描く」という意味で使われているのだと思います。
夢の中ではどんなことでも実現可能です。
主人公は夢を追う楽しさに浸っているのでしょう。
誰にも邪魔させない
てか長続きする気がしない
とかそんな性格でなにが悪い
出典: Easy Breezy/作詞:Rachel,Mamiko 作曲:ryo takahashi,Rachel,Mamiko
誰かにに強制される行動は長続きしません。
しかし、周りの人に怒られたくないといった恐怖心から、言いなりになってしまう人が多いのも事実です。
そんな多くの人とは違い、主人公はすっかり開き直っています。
「自分が進む道を自分で決めてなにが悪い」といったスタンスのようです。
ただ好きなもんは好き
外野はお黙り キミ無責任
ここ地球、ゼログラビティ
出典: Easy Breezy/作詞:Rachel,Mamiko 作曲:ryo takahashi,Rachel,Mamiko
好きであることに理由などないという主人公の強い意志を感じますね。
周りの人間が将来のことに口出しをしてきても、いざ上手くいかなかったときには助けてくれません。
上手くいくかどうかわからないことなら、好きなことをした方が後悔は少なくなります。
「やらない後悔より、やった後悔のほうが良い」という言葉を聞いたことはないでしょうか。
まさにこの言葉を表わした詞になります。
最後の部分の「グラビティ」というのは、英語で「重力」という意味です。
これは「同調圧力」を表わしているのだと思います。
自分を貫いていれば、周からのプレッシャーに押しつぶされずにストレスフリーで動けるという意味です。