あんなに笑って あんなに泣いていたね
ふたりでいればなにも怖くなかった
苦しいくらいに本当の恋をしてたね
いつも裸の心で抱き合ってた
あの夏も 海も 空も
いつまでも忘れないよ
出典: あの夏も 海も 空も/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
「あの夏も 海も 空も」のサビの部分です。
誰にも言えない秘密の恋愛をしている2人。
1行目と2行目の歌詞から、たくさんの楽しい時間を過ごしていたことが伝わってきます。
本気で恋愛をしていたのでしょう。でも、この恋人は本当は結ばれてはいけないのです…。
最後の行から、この2人の恋愛は終わりに近づいていることも感じられます。
ずっと一緒にいたいけど…
ここからは、2番の歌詞になります。
ずっと一緒にいたいけどお別れしなければいけない、別れを決意することが表現されています。
お別れを決意しよう…
砂に描いた未来図も
波とはしゃいだ焼けた肌も
月が見ていた甘いくちづけも
ふたりが決めたさよならも
出典: あの夏も 海も 空も/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
2人で出かけたドライブ、一緒に過ごした砂浜…。夏に楽しい時間を過ごした2人。
ですが「もうこれ以上、一緒にいてはいけない」と気付いたのでしょう。
最後の行から、お別れを決意したことが伝わってきます。
そう…この恋愛を知っていたのは、海と空だけ。
そのほかに知られてはいけない秘密の関係だったのですから。
思い出は全て心の中に…
全部ここにあるよ
いま僕は 僕以上に
強くなれたのかな
出典: あの夏も 海も 空も/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
別れることを決意した2人。
楽しかった恋人との時間は、そっと2人の心の中にしまっておくことにしたのでしょう。
秘密の恋愛だった…。けど、素敵な時間を過ごすことができたのです。
大好きだった君との恋愛は、なんだか成長できて人生が楽しくなった!
そんな想いが伝わってきます。
ずっと守っていきたいと思っていた
翼もないのに飛ぼうとしてた僕を
君はいつでも信じていてくれたね
あきれるくらいに 真っ直ぐ見つめていたよ
君の他にはなんにもいらなかった
この手で守ると誓った
笑顔と涙と約束と…
出典: あの夏も 海も 空も/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
「あの夏も 海も 空も」の2番のサビです。
これまでは、恋人との時間や気持ちを表現していました。
ですが、ここからは、男性目線の歌詞になっていきます。
きっと、この男性は女性に「恋人はいないよ」と嘘をついていたのでしょう。
もしくは、恋人がいることを告白するタイミングがないまま、お付き合いを開始したのかもしれません。
この男性は、女性に対して「飾った自分」を演じて距離を縮めていたのです。
事実を知った時の女性は驚いたことでしょう…。そのときには喧嘩をしたのかもしれませんね。
それでも、女性は男性のことを素直に受け止めて楽しい時間を過ごしていたのだと思います。
そんな素敵な女性を見て「ずっと守っていきたい」と思っていた男性の気持ちも伝わってきませんか?
「本当の恋」の結末とは?
「あの夏も 海も 空も」の最後の歌詞です。
秘密の恋愛をしていた2人。果たして、どのような結末を迎えるのでしょうか?
この恋愛はずっと心に秘めておく
あんなに笑って あんなに泣いていたね
ふたりでいればなにも怖くなかった
苦しいくらいに本当の恋をしてたね
いつも裸の心で抱き合ってた
あの夏も 海も 空も
いつまでも忘れないよ
あの夏の僕と君を
いつまでも忘れないよ
出典: あの夏も 海も 空も/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
これが「本当」の恋愛だと思っていた時期もあるかもしれません。
ですが、やっぱり、この恋愛は「秘密」の恋愛なのです。
…長く続く恋愛ではないことを2人は分かっていたのでしょう。
お別れを決意していた2人…。
この歌詞では「お別れ」という結末を迎えたことが想像できます。
そして、すでにお別れをして時間が経っているのでしょう。
きっと、この最後の歌詞では男性が女性と恋愛をしていたことを思い出していることも考えられます。
最初から自分を飾らずに女性と向き合っていたら…。
こんな辛い思いをしなくてもよかったのかも…。
そんなことを考えているのかもしれません。
曲名の「あの夏も 海も 空も」。
女性と見たあの風景を一生心に秘めておくという想いが込められているのかもしれませんね。