歌詞のキラーワードに縛られる芸能人生

湯川れい子と筒美京平が生んだ奇跡

松本伊代【センチメンタル・ジャーニー】歌詞を考察!16歳の爽やかな恋愛ソング…初々しさを思い出す?の画像

伊代はまだ16だから

出典: センチメンタル・ジャーニー/作詞:湯川れい子 作曲:筒美京平

このキラーワードは強烈です。

ひとりの女性を16歳のイメージのままに閉じ込めてしまったのですから罪作りな歌詞ともいえます

しかしこのキラーワードがなかったら松本伊代はこれほど長く人々に愛されるタレントにはなりえなかった。

作詞家・湯川れい子の才気と罪です。

歌詞のことばかり取り沙汰されますが作曲家・筒美京平の存在なくしてこの曲の成功はありません

覚えやすいしっかりとしたメロディが太くあったからこそ、松本伊代のか細い歌声での歌唱でも印象深い。

筒美京平はメディアへの露出を可能な限りセーブする方で「不在説」「チーム名説」なども流れた人。

書いた曲は膨大にありますが存在自体は随分と稀少な方なのです。

才人・湯川れい子と歌謡界の神・筒美京平のタッグで「センチメンタル・ジャーニー」は後世に遺ります。

動画サイトを漁ってしばらく「センチメンタル・ジャーニー」に赴きたくなる。

時代はまだ昭和でした。

高度経済成長の余波で経済は好調なのにアンゴルモアの大王を本気で信じる人もいた不思議な時代です。

1999年、アンゴルモアの大王は現れず、私たちは16歳を飛び越えて恋愛や結婚を経験し大人になりました。

思春期の淡い恋心をパッケージングした「センチメンタル・ジャーニー」を聴くと思い出される懐かしい記憶

昭和の時代のプロ集団による作詞作曲編曲はどれも素晴らしいなと舌を巻きながら新時代の扉を開けます。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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