Flowerの歴史をおさらい
オーディションでボーカルとパフォーマーを決めたFlower
LDHに所属する5人組のダンス&ボーカルグループFlower。
グループが結成されたのは2010年、EXPGの特待生ですでにEXILEのライブやMVなどに数多く出演していた水野絵梨奈・藤井萩花・重留真波・中島美央の4名でスタートしました。
当時の活動は主にバックダンサーで、グループは結成されてはいましたが、EXILEのライブの出演するなど、結成前とあまり変わらない活動を継続。
翌年2011年、ボーカルとパフォーマーを選出するオーディション『VOCAL BATTLE AUDITION 3 〜For Girls〜』が開催されます。
このオーディションでボーカル3名、パフォーマー2名が合格となりFlowerへ加入。
9人体制となったFlowerは、オーディションの最終課題曲であった「Still」でメジャーデビューを果たします。
その後メンバーの脱退や卒業を繰り返しながら、現在は5名で構成されたグループとして活動。
Dreamがグループとしての活動を終えた今、LDHのガールズグループを率いる存在であり、人気が高いメンバーが多い特徴があります。
大人っぽい魅力と切ない世界観
Flowerの魅力は、何と言ってもグループの持つ切ない世界観。
そしてメンバー全員が表現力が高く、大人っぽい色気を持っているところも人気の理由です。
デビュー曲「Still」から、Flowerのヒット曲はミディアムバラードが多く、Flowerにしか出せない切ない世界観は多くのファンを魅了しています。
HappinessやE-girlsとは全く違う路線で攻めているので、男性だけでなく女性ファンも多いところも特徴でしょう。
ノリノリの曲よりも、じんわりと染み渡るような曲調。
歌詞は誰もが経験したことのあるような、切ない気持ちを思い起こさせる内容で、評価が高いポイントです。
歌詞に有名な作詞家を起用することが多く、プロデューサー松尾潔や作詞家小竹正人あたりが有名です。
ボーカルが3人から1人になった理由って?
市來杏香が脱退した訳は?
デビュー時3名いたボーカルですが、2014年に武藤千春が海外留学のためにグループを脱退することを発表します。
発表から1ヶ月後には脱退という早さが話題となり、何か問題があるのかとファンの間でも噂になっていました。
しかし、海外留学という明確な理由があるため、次の夢に向かう武藤を応援する意見が多かった印象です。
そして、2015年に市來杏香も脱退することを発表しました。
武藤と違う点は、グループや事務所だけでなく、芸能活動自体を終了するという内容。
公式のコメントでは1人の女性として生きていきたいと書かれていましたが、急な発表だったために、ファンの間では怪しむ声も上がりました。
さらに、市來が脱退を発表する前から、市來杏香がハブられているのではないかという噂がたっていました。
メイキング映像やグループ全員で撮った写真など、1人だけ位置がおかしいときや違和感を感じる場面が多かったのです。
また、武藤と市來はすごく仲が良いことで知られていたので、武藤に触発されたのではという意見も。
どちらにせよ2年で2人のボーカルが相次いで脱退するという、グループにとって大変な時期が訪れるのです。
メインボーカルの鷲尾伶菜
2名が脱退した理由とされるものに、鷲尾伶菜がメインボーカルだったからという意見もあります。
デビュー時からFlowerの楽曲の大部分を歌っているのは、鷲尾伶菜のみ。
3名いるボーカルでしたが、特に市來杏香が歌うのはカップリング曲のみだったりと、グループ内格差が広がっていたのです。
元々はオーディションで選ばれた3名なので、順当にいけば同じくらいの歌割りが与えられるはずですが、いざデビューしてみると歌割りに差が現れ始めます。
ボーカルとして加入した市來杏香でしたが、扱いはパフォーマーのようになっていき、武藤が脱退するまではシングルの表題曲を歌うこともあまりありませんでした。
そうしたグループの中での格差や扱いなども、脱退する理由の一つになっているのではないかと予想されます。
ボーカル以外にも脱退したメンバーが!
中心核だった水野絵梨奈と藤井萩花の脱退
Flowerにはボーカル以外に、パフォーマーが2名脱退しています。
1人は初期メンバーであり、デビュー時からリーダーを務めた水野絵梨奈。
彼女はFlowerの結成時から知名度と人気が高く、グループを引っ張る存在でしたが、2013年に女優業に専念するために脱退。
その後は女優として舞台やドラマなどで活躍しています。
また、2017年12月末に藤井萩花が脱退したのは記憶に新しい出来事ですよね。
Flowerの中でも人気が高く、モデルとしても活躍していた彼女は、椎間板ヘルニアを理由に活動を休止していましたが、復帰することなく芸能活動も終了することを発表しています。
椎間板ヘルニアを抱えたままダンスを続けるのは大変難しい話ですが、グループの顔だっただけに、衝撃も大きかった印象です。
メンバーの脱退を乗り越え活動を続けるFlower
ボーカル2名、パフォーマー2名の脱退を乗り越え、今も活動を続けているFlower。
人気メンバーの脱退や、1人ボーカルになることで、グループは苦しい時期に入っているのかもしれません。
しかし、Flowerの作り出す世界観が好きなファンも多く、芸能界でも存在感のあるグループです。
今後もFlowerらしく、頑張って活動を続けていって欲しいですね。