切ない曲が魅力のアーティスト Flower

バラードに定評のあるFlower

Flower/人魚姫の歌詞に込められた想いが切なすぎる…の画像

Flowerは女性6人組のダンス&ボーカルグループ

メンバーはボーカル鷲尾伶菜、パフォーマー藤井萩花・重留真波・中島美央・佐藤晴美・坂東希

EXILEの事務所LDHに所属し、EXILEの妹分グループとして活動しています。

以前はメンバー全員がE-girlsというグループに所属していましたが、現在は鷲尾伶菜・佐藤晴美・坂東希の3名が所属しています。

デビューは2011年、何回かのメンバーの卒業を経て、現在の体制になりました。

デビュー曲「Still」から現在まで、リリースする曲の多くがミディアムバラードバラードであり、切ない歌詞が特徴です。

どの曲を見ても切ない世界観が作り上げられており、男性だけでなく女性からの支持も持つアーティストです。

Flowerの魅力が詰まった「人魚姫」

何に収録されているの?

Flower/人魚姫の歌詞に込められた想いが切なすぎる…の画像

今回紹介する「人魚姫」は、シングルなどのカップリング曲ではなく、Flower初のベストアルバム「THIS IS Flower THIS IS BEST」に収録された曲です。

アルバムを作るにあたり制作された新曲で、ファンも待ち望んでいた曲でした。

「THIS IS Flower THIS IS BEST」はFlowerの5年間の活動を詰めたアルバムであり、Flowerの歴史を振り返ることのできるアルバムです。

Flowerをあまり知らない人でも、Flowerの特徴を掴むことができるので、Flower入門編のアルバムでもあります。

「人魚姫」はFlowerの特徴である『バラード・切ない歌詞』の両方を兼ね備えた、Flower至高のバラードソング。

作詞はデビューシングル「Still」の作詞も担当した、作詞家の小竹正人

小竹正人の紡ぐ歌詞は、切ない世界観がしっかりと作り上げられており、鷲尾伶菜の持つ繊細なのに力強さを感じる歌声と相性抜群。

最強のタッグを組んだ「人魚姫」はベストアルバムの新曲にふさわしい曲となりました。

THIS IS Flower THIS IS BEST(2DVD付)
Flower
SMAR
販売価格 ¥3,181(2017年10月18日22時10分時点の価格)
売上げランキング: 4692

叶わない恋を歌った歌詞に注目

人魚姫というタイトルの意味

Flower/人魚姫の歌詞に込められた想いが切なすぎる…の画像

人魚姫と聞いてまず思い浮かぶのが、絵本などで見たことのあるお話ではないでしょうか。

人魚姫はアンデルセン童話の1つであり、悲しい結末が印象的なストーリーですよね。

Flowerの「人魚姫」も、このお話にちなんだ歌詞となっています。

人魚姫のストーリーは、人魚姫が人間の王子に恋をし、人の足をもらう代わりに声を失ってしまいます。

その際王子が他の女性と結婚した場合、人魚姫は海の泡となって消えるという条件がありましたが、人魚姫はその条件をのみ、人間になります。

人間になったあと、無事王子と会うことはできますが、王子は他の女性と結ばれたため、人魚姫は海の泡となって消えてしまう、という結末を迎えます。

絵本や翻訳により少し話が違いますが、おおまかなストーリーは叶わない恋を描いた切ない物語。

Flowerの「人魚姫」でも、叶わない恋を題材とし、どこまでも純粋な心情が描かれています。

決して叶わないことは知っている

絶対絶対 実らない恋があるってことを
知らずにずっと あなただけを追いかけ続けた私は
生きる世界が違う王子様(ひと)に 憧れてしまった人魚姫です
夢から覚めたら 行き場をなくして…

出典: https://twitter.com/my_favo_song/status/917125999048802304

「人魚姫」の歌詞目線は、絶対に届かない相手を純粋に想う女性目線です。

【生きる世界が違う・夢から覚めたら】という歌詞を見ると、相手はどんなジャンルにも当てはめることができます。

例えば芸能人や著名人、身近な存在だと結婚している人や彼女がいる人などがわかりやすいですね。

しかし「人魚姫」の歌詞では、【二度と逢えないなら】などの歌詞が使われているので、身近な人の方が共感を呼びやすいかもしれません。

抱きしめてください 波にさらわれるように
痛みを 感じてみたいわ
せめてひとつだけ 真実欲しいの
泡になってしまう前に 抱きしめて

出典: https://twitter.com/my_favo_song/status/917125999048802304

私のナミダは 海へと滲むの あなた…さようなら

出典: https://twitter.com/my_favo_song/status/917125999048802304

叶わない、近寄ることもできない、そんな存在を愛してしまったからこそ、一度だけでもチャンスが欲しい。

この恋に終わりが来て、誰にも知られずに終わってしまう前に、1つだけ愛していた真実が欲しい。

純粋な思いはどんどん膨れ上がるけれど、これが相手に届くことはないと知っています。

落ちた涙は誰に知られることもなく、海へと帰るのです。