9人体制での最後シングル「太陽と向日葵」
Flower5枚目のシングル
「太陽と向日葵」は2013年8月にリリースされた、Flower5枚目のシングル曲。
2013年10月に当時のリーダー水野絵梨奈が脱退したため、9人体制でのシングルは「太陽と向日葵」がラストとなりました。
現在のFlowerは6名ですが、デビュー当時は9名であり、脱退を経て現在の人数となっています。
Flowerの醍醐味であった9名でのフォーメーションは「太陽と向日葵」が最後となりました。
販売形態は初回生産限定盤・通常盤・期間限定生産盤の3種類。
初回生産限定盤にはフォトブックが付属しており、「what i want...」という曲も追加収録されています。
期間限定生産盤は2013年9月までの生産商品なので、現在では見かけることの少ない商品になっています。
Happinessとの対決ソングってどういうこと?
同時発売された対決シングル
Flowerが「太陽と向日葵」、Happinessは「Sunshine Dream ~一度きりの夏~」という曲を同日にリリースし、対決シングルと発表されていました。
対決シングルをリリース後、FlowerとHappinessは所属事務所LDHの通過儀礼である武者修行を行いました。
武者修行とは全国各地を回りながらフリーイベントを開催し、グループの知名度を上げると共に、グループ全体の成長をはかるイベント。
各地を回ったあと、2組合同のイベントを開催することも決定していました。
武者修行を通しての対決内容は、対決シングルのオリコンセールス・音楽配信数・YouTube再生数・応援コメント数・イベントの動員数の5つ。
結果はFlowerの勝利で終わり、「太陽と向日葵」は全国的な知名度を得ることとなりました。
初の3人ボーカルに挑戦した楽曲
ボーカル3人の魅力が初めて合わさった曲
「太陽と向日葵」までのタイトル曲では、鷲尾伶菜と武藤千春が歌うのが基本となっていたFlower。
しかしメンバーの市來杏香は、ボーカル&パフォーマーとして「VOCAL BATTLE AUDITION 3」に合格していたにも関わらず、タイトル曲を歌う機会がありませんでした。
「太陽と向日葵」では、初めてタイトル曲をFlower3人ボーカルで歌うことができたのです。
3人で歌った曲はデビューシングル「Still」のカップリング曲「Fadeless Love」のみだったため、ファンからはやっと聴ける!という声が多く上がりました。
武者修行では「太陽と向日葵」を引っさげてのイベントだったので、3人で歌う姿を多くのファンが見届けることができました。
「VOCAL BATTLE AUDITION 3」からグループを応援しているファンは市來杏香の活躍に喜び、それがHappinessとの対決を勝利へと導いた要因にもなりました。
太陽と向日葵の関係性は?歌詞に迫る!
あなたと私の夏
ここからは「太陽と向日葵」の歌詞について迫っていきたいと思います。
対決シングルとして作られた「太陽と向日葵」は、Flowerらしい切ない世界観を前に押し出した歌詞が特徴です。
一方のHappinessは明るくて元気なイメージの歌詞が特徴。
対決に勝つべく、Flowerの最大の強みである切なさを作詞家である小竹正人が作り上げています。
夏が来るたびそっと
人に言えない秘密増える
もう子供のままじゃ
いられないような
夢より暑いこの想い
出典: https://twitter.com/otoya_kanade/status/908614989040062464
「太陽と向日葵」の季節はタイトルにもあるように夏。
しかしひと夏の恋ではなく、夏が来るたびに好きになっていく、思いが募っていくという内容になっています。
【人に言えない秘密】は自分1人の秘密、あなたと共有する秘密、のどちらでもとることができます。
人は秘密を共有するとぐっと親密さが増すと言われているので、あなたとの秘密が増えた、ということであれば秘密が増えるたびあなたを好きになっていくことになりますよね。
これが愛なら他に何も 要らないの あなた以外 欲しくなんてない
出典: https://twitter.com/washioFW/status/919942869221289990