SNS動画サイトで人気の「グッバイ宣言」
2020年4月にMVを公開した「グッバイ宣言」。
疾走感あふれるメロディーがテンションを上げてくれます。
また所々でみせるパンチの効いた歌詞も魅力の1つです。
さて、2020年に新型コロナウイルスが確認されて世界は一変しました。
不必要な外出はせず家で自粛する。
「ステイホーム」が社会現象となったほどです。
日常が大きく変化した世の中。
「グッバイ宣言」はそんな私たちの緊急事態とリンクしています。
落ち込んだり悲しんだりする日々も多々あったことでしょう。
それでも日常を取り戻すために今を生きているのです。
暗い顔をしないで明るく笑って過ごそう!
そんなふうに思わせてくれる1曲です。
それでもいろんな問題を抱えるこの世の中。
外出するのが億劫になり家に引きこもる人も多いはず。
実は曲中にも「引きこもり」という言葉が何度も出てきます。
人との交流をせず、ずっと自室にいるイメージの引きこもり。
本来あまりいい意味で使うことはありません。
しかしステイホームとなれば家にいるのが通常です。
では引きこもることは本当に悪なのか…。
さっそく歌詞を解釈してみましょう。
日常が変わる緊急事態宣言
エマージェンシー 零時 奴らは
クレイジー・インザ・タウン 家に籠って
ゴロゴロ ゴロゴロと
堕楽の夜に 絡みついた
出典: グッバイ宣言/作詞:chinozo 作曲:chinozo
エマージェンシーは緊急事態という意味をもちます。
新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出た日。
日付が変わって朝を迎えると今までの日常が一変します。
いつもの騒がしいくらいの外の音は急に静寂に包まれました。
普段外出している人も家にこもり始めます。
引きこもりの人が増えた街。
今までの生活が崩れていく様子が目に浮かびます。
グッバイ都会
ルルル 放つ言葉は ルルル 腐っていた
正論も常識も 意味を持たない都会にサヨウナラ!
出典: グッバイ宣言/作詞:chinozo 作曲:chinozo
常識とは何なのか、何が正しいのか。
都会なんてわからないことだらけです。
そんないろんなことが交錯する街に別れを告げます。
そして家にいることを選んだのです。
引きこもりは正義
家の中で楽しもう
引きこもり 絶対 ジャスティス 俺の私だけの 折の中で
聴き殺してランデブー 俺の私の音が キミに染まるまで
引きこもり 絶対 ジャスティス 俺の私だけの 折の中で
聴き殺してランデブー 俺の私の音を キミが包むだけ
出典: グッバイ宣言/作詞:chinozo 作曲:chinozo
走り抜けるようにサビが始まります。
あまりいい意味で使わない引きこもりという言葉。
ここでは引きこもりはむしろ正義だと歌います。
大変なことが起きている世界。
ステイホームが正しいというならば引きこもろう。
それで世界が救われるなら正義なのです。
また2、4行目は少しパンチの効いたフレーズ。
ランデブーはデートや人と会うことをさします。
家の中で音楽を聴き続けていれば何か変わるかもしれない。
また人々が外で会う日常になるかもしれない。
そんな願いが込められています。
自分をさらけ出す
wowow 時がきた今
wowow エゴ放つのさ
wowow 家に籠って 狂い咲く
出典: グッバイ宣言/作詞:chinozo 作曲:chinozo
ついリズムに乗ってしまうメロディー。
引きこもりといえど暗い様子はありません。
むしろ自分の個性が発揮できるとまで思っています。
これまでも引きこもってきた人にとって今は絶好のチャンス。
家にこもることは悪いことばかりではありません。
もっともっとお家時間を楽しもう!
そんなふうに語りかけています。