映画「ANNIE/アニー」の主題歌
ミュージカルの代表曲

Flower 『TOMORROW ~しあわせの法則~』3/4発売 2ndアルバム「花時計」
曲は映画『ANNIE/アニー』(2014)日本語吹替え版の主題歌。
原曲「TOMORROW」はミュージカル界を代表する名曲です。
「TOMORROW~しあわせの法則」は日本語詞と現代アレンジによるカバー。
そうすることで希望に満ちたテーマをより深く理解できるでしょう。
「TOMORROW~しあわせの法則」について
オリコン7位
2015年2月28日発売。
「TOMORROW~しあわせの法則」は「さよなら、アリス」との両A面シングル。
オリコンチャートでは7位に入るヒットを記録。
原曲はミュージカル『アニー』のメインテーマ「TOMORROW」です。
『アニー』は1976年に初演されて以降ブロードウェイの人気演目。
ここ日本でも『アニー』はミュージカルの定番として知られています。
両親に捨てられた孤独な少女が逆境にもめげず明日を信じる。
その心を「TOMORROW」は美しく歌い上げています。
基本的にはオリジナルのメッセージ性を大切にした楽曲です。
ただ、映画『ANNIE/アニー』は現代劇として再解釈しました。
同じく「TOMORROW~しあわせの法則」も原曲から付け足されました。
詳しくは歌詞を引用しながら分析していきます。
世界観を理解しよう!
苦難の歌!?
「TOMORROW」や「しあわせ」というフレーズが入っています。
タイトルを見れば分かりますね。
この曲は「とにかく明るい歌」だと思っているリスナーは多いでしょう。
しかし、歌い出しをよく聴いてみると明るいだけの歌ではないとわかってきます。
朝が来れば TOMORROW
いい事がある TOMORROW 明日
出典: TOMORROW~しあわせの法則/作詞:CHARNIN MARTIB 訳詞:片桐和子 作曲:STROUSE CHARLES
歌詞の裏の意味
「朝が来れば」ということは”今は夜ということ”です。
そして「いい事がある」とは今まさに「悪い状態」にある主人公がいる。
それが暗示されています。
また、この曲は「TOMORROW(明日)」と繰り返し歌われています。
それだけ主人公が明日を待ち望んでいるからなのです。
逆に「今日」や「昨日」がどれだけつらい”時”なのかが推し量れます。
なぜなら今が幸せなら明日を夢見る必要などないからです。
過去が幸せだったなら「YESTERDAY(昨日)に帰りたい」。
そんな歌詞になっていてもおかしくないはず……。
つまり「今も昔もいい事なんて何もなかった」
「毎晩眠るたびに明日はいい事があるようにと祈らずにはいられない」
そう願う人物が主人公なのです。
なかなか世界観はハードです。