きっとどこかで 微笑んでるの?
心許せる誰かといるの?
こんなに苦しいなんてね Ah
出典: Water Drop/作詞:UNIST 作曲:KIYO TSURUMI、JOEY CARBONE
1、2行目から分かるのは、主人公はもう彼女と連絡を取ることもできないのだということ。
風のうわささえ耳にははいってきません。
どこで何をしているのかもわからず、恋しい気持ちをただ心の奥に押し込めるだけ。
彼女のことを想い出しては、そんな風に1人苦しみと戦っているのです。
別れてしまった相手がどうしているのか気になる気持ちはよくわかりますね。
いつまでも忘れる事ができず、頭から離れない程に想っていた人。
そんな人との別れは主人公にとって辛かったはずです。
なぜ別れなければいけなくなってしまったのか、その答えは歌詞の続きに隠れていそうです。
I need love so baby love・・・
Never felt like this before
emptiness has made me fall
出典: Water Drop/作詞:UNIST 作曲:KIYO TSURUMI、JOEY CARBONE
【和訳】
僕には愛が必要なんだよベイビー 愛が…
今まで感じた事のないほどの虚無感が僕をどん底まで突き落とした
【解説】
ここでは未練と後悔する主人公の秘めたる想いが綴られています。
まだ主人公は彼女のことを愛していて、彼女に戻ってきてほしいという想いが感じられます。
1人になってからというもの、抜け殻のように元気がなくなってしまったのでしょう。
空っぽになった主人公はどん底まで落ちしてしまったと嘆いています。
きっと“彼女の愛さえあれば他にはなにもいらない”、そんな気持ちなのではないでしょうか。
守れなかった誓い
I need love・・・
真っ直ぐな瞳 心惹かれて
so baby love ・・・
気がつけば一人胸痛めて
I need love・・・
置き去りの恋 崩れる誓い
so baby love ・・・
コボレルシズク 受け止める手はない
出典: Water Drop/作詞:UNIST 作曲:KIYO TSURUMI、JOEY CARBONE
ここでは彼女と出会った時のことを思い返しているようですね。
一目ぼれだったのかもしれません。もしかしたら長く片思いをしていたのかもしれません。
そして3行目では意味深なワードが出てきています。
置き去りにしてきたのは彼の方なのでしょうか。
誓いが崩れるというのは、何かを誓ったけれどそれを守れなかったということ。
最後の行では止めどなく溢れる涙を連想させます。
どれだけ後悔しても君はもういない
キエナイregret 絡まってくように
愛の記憶がループしていく
オワラナイregret 君を求めて
だけどわかってる
もう僕の声は届かない
出典: Water Drop/作詞:UNIST 作曲:KIYO TSURUMI、JOEY CARBONE
regretとは“後悔”のこと。
後悔は、消えていくどころかどんどん増えてしまっているのが伝わってきます。
それくらい主人公の中で彼女との関係が終わってしまったことが悔やまれるのでしょう。
この永遠とも感じられる終わりのない渦の中で、どうしたらいいのかわからない様子です。
もう一度やり直せたらどれだけいいか…。
そんな叶わぬ想いも感じ取ることができます。
どれだけ彼が心の中で祈っても、その祈りは決して彼女には届きません。
別れの後、女々しく気持ちを引きずってしまうのは主人公だけなのかもしれません。
届かない想いが切なくて、主人公の壊れてしまいそうなハートが痛々しいですね。
まだ君を愛してる
あの日のメロディー 奏でてみても
時が過ぎるほど重くなって
思い出に出来るほどまだ・・・
I still love so baby
出典: Water Drop/作詞:UNIST 作曲:KIYO TSURUMI、JOEY CARBONE
ここでは必死に忘れようと努力する姿も垣間見えます。
しかし、3行目のようにまだまだそれには時間がかかりそう。
まだ自分の中に残っている彼女への愛を、思い出にすることができません。
時間が解決してくれるのを待つしかないのでしょうか。
主人公のようになかなか諦めることのできない恋愛をしてきた方もいると思います。
その時の気持ちを想い出してみると、主人公の気持ちがよく理解できますね。
自分ではどうすることもできない感情に振り回され、どれだけ考えても最後に行き着くのは最後の1行です。
“まだすごく愛している”。
後悔の原因は守られなかった“約束”
"幸せにする" 淡い約束
離れてく心気付けずに
夢見た場所は遠過ぎたの?
あの時あの場所に
辿り着けたら
今も僕の
隣で笑ってくれてた?
出典: Water Drop/作詞:UNIST 作曲:KIYO TSURUMI、JOEY CARBONE
さぁここで主人公をずっと苦しめている“後悔”の正体が判明します。
それはずばり1行目の約束です。
このような約束というと“結婚”のこと…と思うのですが、彼らの場合はまだそこまでは行き着いてなさそう。
なぜなら、淡いいうワードで表現されているからです。
きっと付き合って行くうえで交わした約束なのだと思われます。
しかし、それが彼女にとっては果たされなかった結果となり主人公にとっても後悔の元になったのです。
大切にできなかったことで彼女の心が離れていくのもわからずに過ごしてしまった大事な日々。
彼女との目的の場所が違ったのかもしれません。
一緒に歩んでいたと思っても、気が付かないうちに違う道へと反れてしまっていたのです。
だからこそ、タラレバでもしあの時…と問いかけているのではないでしょうか。
もう決して答えが返ってくることはないのですが、それもわかっている主人公。
自分の行いで大切な人を失ってしまった悲しみからは、どうしたら逃れたらいいのでしょうか。