Spontania feat. 伊藤由奈【今でもずっと】歌詞を解説！あなたも”あの日”を思い出す…

恋を忘れるには次の恋をすることが一番でしょう。

新たな恋に目を向けることで、徐々に過去は遠ざかっていきます。

愛せそうな人、恋人にしたくなるような人を見つけると、次の恋もそう難しくはないように感じます。

ただ、一人になりふと思い出すのはやはり失った恋のこと。

思い出に変わらない恋は、いつまでも自分の中で継続中で前を見ることはできません。

もし、一周巡ってまたあなたに会えのるなら。とそんな想いさえ抱いてしまいます。

終わらない想いを胸に、主人公は次の目的地を決めることさえできずにいるようです。

もう戻ることがないのなら、せめてもう一度。

ふとそんなことを考えることがあります。

もう一度だけ...離れた人にわがままを言うならば、どんなことをお願いするでしょうか。

二人の間で起こったことを思い出すときふと一緒に聴こえるメロディがあったりします。

その曲は二人で聴いていたのか、それとも相手を想って一人で聴いたのか。

どちらにしても、この曲を聴くとあの人のことを思い出す、ということがあります。

心の奥にしまおうとするほど、思い出はあふれ出し相手を恋しく想う。

恋をしたことがある人ならきっとそんな経験があるでしょう。

消えない想いを押し込む術はなく、ただ会いたくて、恋しくて。

主人公が願うことはただ一つ。

もう一度、その腕に触れ抱きしめられたいということだけです。

ありがとう。ごめんなさい。

簡単ですが、言えていないことがあります。

ちょっとしたお礼や謝罪はしていても、その存在の全てに対してはなかなか伝えられません。

小さな優しさや、毎日の気遣い、それらは愛してくれていたからこその相手の行動です。

大切な人だから、どんなことでも優先してくれていた。

そのことに全てが終わって初めて気が付くことがあります。

たくさん、たくさんありがとう。

そして、その全てをひっくり返してしまってごめんなさい。

男女関係は二人で作るもですから、決してどちらが悪いとは決められません。

でも、やっぱり。

日常の優しさに気づけなかったこと、終わりにしてしまったことについて謝りたい。

もう笑顔で答えてくれることのない名前を呼びながら、主人公の心は寂しさと虚しさでいっぱいになります。

物理的に消し去ることができるものがたくさんあります。

一方で、どうしても消せないものがあります。

どんな場面で主人公は消せない想いを知るのでしょうか。

携帯電話の写真は簡単に撮ることができ、そして簡単に消すこともできます。

いつも一緒だった二人です。

恋人の写っていないメニューの写真や風景の中にも、彼女の存在はしっかり残っています。

だから、心を決めて写真を消しても。

カメラを向けた時の笑顔や、困った顔などは記憶から消すことができません。

ふざけて、後ろから抱き着いて、嬉しそうに笑ったこと。

その時の楽しかった気持ちは消えることがありません。

小さなディテールまでが、思い出が遠ざかるほどに逆にはっきりしていきます。

時間が解決するよ。

そんな慰めを言われることがあります。

それは、半分真実で半分は希望的観測ではないでしょうか。

時間が経ってもどうにもならない気持ちをみていきます。