多くの有名人にカバーされる

吹奏楽アレンジのインストゥルメンタルから、ユーロビートやトランスアレンジなどもされ、幅広い分野でカバーされている名曲「空色デイズ」。

歌い手も、声優やアイドルアニメ内のキャラクターなど、実に多彩です。

カバーやリミックスとして、さまざまなアルバムなどに収録されていて、自身でも「空色デイズ-天元突破EDITION-」や、「空色デイズ-天元突破EDITION 螺厳篇-」と題したリミックス版を歌っています。

何年経っても色褪せない魅力がここにはあるのでしょう。

それでは、そんな名曲歌詞をどうぞ。

君は聴こえる?
僕のこの声が
闇に虚しく
吸い込まれた

もしも世界が
意味を持つのなら
こんな気持ちも
無駄ではない

出典: 空色デイズ/作詞:meg rock 作曲:齋藤真也

アニメ『天元突破グレンラガン』では、主人公たちは最初は地下で暮らしています

主人公は穴掘りが得意で、地下生活なのにさらに穴掘り、という、一見不思議な趣味に感じますね。

しかし、地下のさらに地下には、のちに「グレンラガン」と名付けられることになるロボットが埋まっていました。

穴という闇に吸い込まれた問いかけは、決して無駄ではなかったのです。

憧れに押しつぶされて
あきらめてたんだ
果てしない空の色も
知らないで

出典: 空色デイズ/作詞:meg rock 作曲:齋藤真也

生まれた時から地下生活の主人公たちは、本来自分たちの祖先が生活していたはずの地上を取り戻すことを諦めていました。

空が果てしなく続き、美しく色を変えるということも知らずに。

はからずもロボットによって地盤を突き破ってしまい、地上に出た主人公たちは、人間を襲う敵と戦うために、その本拠地を目指すことにします。

「空色デイズ」(中川翔子)は◯◯主題歌でアニソン界で語り継がれる名曲!歌詞の意味を解釈してみた!の画像

走り出した想いが今でも
この胸を確かに叩いてるから
今日の僕がその先に続く
僕らなりの明日(あす)を築いていく

答えはそう いつもここにある

出典: 空色デイズ/作詞:meg rock 作曲:齋藤真也

ここで1番が終わります。

つまり、アニメの第2部までの前半を表現しているということです。

主人公が走り出した理由があって、その気持ちはいつも自分を鼓舞してくれています。

今日の自分が明日の自分を作る──とはよく言ったものですが、確かに今日の自分が選んで明日の道を探すのでしょう。

過ぎた季節を
嘆く暇はない
二度と迷って
しまわぬように

数えきれない
ほんのささやかな
そんな後悔
抱えたまま

出典: 空色デイズ/作詞:meg rock 作曲:齋藤真也

ここから2番、つまり物語の後半に入ります

アニメでは7年後のお話になりますね。

人類は地下から解放されて、地上で平和に暮らしていましたが……ある時再び異変が起きます

いくつもの困難を経て、主人公は再度戦いに赴くことに決めました。

過ぎてしまった歳月を嘆いていると、また迷ってしまうから、もうそんな後悔はしたくないのでしょう。

それまでには、ささやかでもたくさんの悔いを残してきてしまったから。

本当はまだ、後悔は抱えたままなのだけれど。

その背中だけ追いかけて
ここまで来たんだ
探していた
僕にだけできること

出典: 空色デイズ/作詞:meg rock 作曲:齋藤真也

「その背中」は、もう死んでしまった主人公の兄貴分のことでしょう。

彼の背中を追い、ずっと心の支えにしてきたけれど、本当は自分にしかできないことを探していたのです。

あの日くれた言葉が今でも
この胸に確かに届いてるから
昨日よりも今日僕は
僕の生まれた理由(わけ)に気付いていく

答えはそう いつもここにある

出典: 空色デイズ/作詞:meg rock 作曲:齋藤真也

「彼」のくれた多くの言葉は、主人公を強くしてくれました。

それは今でも変わりません。

昨日よりも成長して、だんだんと自分が生まれた理由を見つけていくのです。

「空色デイズ」(中川翔子)は◯◯主題歌でアニソン界で語り継がれる名曲!歌詞の意味を解釈してみた!の画像

全てがまるで当たり前みたいだった
尊(とうと)い日々はまだ終わらない

出典: 空色デイズ/作詞:meg rock 作曲:齋藤真也

誰しも幸せな時は、それが当たり前のようにずっと続いていくものだと、無意識に思ってしまっています。

だからこそ、それが壊されて初めて、大切なものに気付くことになるのです。

しかし尊いことなのだと先に気付けたなら、失う前に止められるでしょう。

終わらないでいられるのです。

終わらせられることもないのです。

そしてまた1番のサビが繰り返されて、希望を見出しながら楽曲は終わります。

まとめ

歌詞を見ていくと、仮にこの楽曲がアニメの主題歌になっていなかったとしても、いずれ何らかの形で有名になり、やはり長く歌い継がれるような名曲になっていただろうと思いませんか?

今回はアニメの内容に沿って解説しましたが、聴いた人が自分なりの「君」や「この想い」、「後悔」や「くれた言葉」を思い浮かべられれば、誰にでも当てはまる出来事のような気がします。

是非、大切な誰かや、憧れている人などを思ってみてください。

そうすればみんな、自分なりの答えを見つけて成長し、素晴らしい未来を築いていけるのではないでしょうか。

答えはいつもここ──自分の胸の中にあるのです。

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