【キャンディーズ/微笑がえし】歌詞の意味を徹底解釈！歌詞にかつての楽曲タイトルが登場！？

頂いたお祝いにお返しをしていないことを気にしている、あくまで真面目な二人です。

でも別れてしまうんですよね。そしてここにもキャンディーズの楽曲タイトルがいます。

“罠にかかった”の罠。1977年12月リリース16枚目のシングルですがタイトルは「わな」、ひらがなです。

ミニではなく足首までのスカートを揺らしながら、目の前にいる人に訴えるように歌っています。

聴く人の心にズキュンと届く動画があるのでチェックしてみてください。

この楽曲でのセンターはミキちゃんです。

初期のセンターだったスーちゃんと、その後のほとんどの曲でセンターを務めた蘭ちゃんの希望でした。

仲が悪くなって解散するグループが多い中、珍しいほどのチームワークですね。

探していたカードがやっと見つかりました。1975年12月リリース「ハートのエースが出てこない」がここにいます。

大型家具を移動する引っ越しや大掃除によくある現象ですね。

でもどうして家具と壁の間にトランプは落ちたのでしょうか。

神経衰弱に負けた腹いせにカードを投げるなんて、かなりの負けず嫌いと予想します。

その後トランプではどうやって使ったのかが疑問ですが、別れのきっかけはハートのエースが無くなったから…？

二人が出会ったのは今より若い青春真っ只中、別れるなんてこれっぽちも考えなかった。

人目を気にせず前のめりではしゃいだ時間があったなんて、すっかり忘れていました。

少し気恥ずかしさがある想い出なんてそんなものなのかなと、大人になると思います。

こういうシチュエーションで発見したハートのエースは捨てがたいのではないでしょうか。

もしかしたら捨てた振りをしてそっとポケットにしまったかもしれません。

ずっと歳を重ねてからも、そっと取り出してみる青春の象徴になっていたら素敵ですね。

意外とそういうことをするのは男性側に多いのではないでしょうか。

今回のお引っ越しは、それぞれが違う生活を始めるためのものです。

次の住まいは別々になるので、お返しも一人一人がすることになります。

ここでの最注目ワードは“年下の人”。1975年2月リリースの楽曲「年下の男の子」がここにいました。

一緒に暮らしていた人は年下だったんですね。

前の歌詞には“罠にかかったうさぎ”と言われ、ここでは汗をシャツで拭く無邪気な様子が描写されています。

小動物系男子なのでしょうか。

年下だから次のお引っ越し先で、ちゃんと挨拶やお返しができるのかを心配しています。

ホントはもう一度やり直せないかなと思う心が泣き笑いになりました。

でも別れることはもう決まっています。

一度口にした別れの言葉を取り消すことは打ち消します。

解散を迷う心が全く無かったとは言い切れません。3人の気持ちもここにあります。

キャンディーズの解散宣言は事務所にも相談せずコンサートでいきなり発表されました。

当然いろいろなところから横やりが入り、彼女たちが宣言した9月解散より約半年も伸びたことは有名です。

有名といえば解散宣言の時に発した「普通の女の子に戻りたい」という言葉は流行語にもなりました。

余談ですが都はるみさんが引退する時に「普通のおばさんに戻りたい」という名言は、これをモジったものです。

演歌の女王さえも 引用した「普通の…」という名言は彼女たちの心の叫びだったのかもしれません。

ここでは「やさしい悪魔」が使われています。1977年3月リリース、13枚目のシングルです。

歌詞を少しだけ見てみましょう。