【キャンディーズ/微笑がえし】歌詞の意味を徹底解釈!歌詞にかつての楽曲タイトルが登場!?の画像

あの人は悪魔 私をとりこにする
やさしい悪魔
レースのカーテンに
あの人の影が映ったら
私の心は もう動けない
ふたりの影はやがて ひとつの
燃えるシルエット

AH! AH! DEVIL
MY SWEET LITTLE DEVIL
Woo……
やさしい悪魔

出典: やさしい悪魔/作詞:喜多條忠 作曲:吉田拓郎

一緒に住んでいた人に出会った時、まず心を奪われたのは女子だったようですね。

初めは片思いだったけれど、たちまち恋に落ちた二人。相手がたまたま年下だったというストーリーですね。

キャンディーズが歌う恋は、ストレートに気持ちをぶつけていました。

一歩下がってついて行く女子ではなく、同じ目線で恋をする女子の歌

約4年7か月という短い活動期間の中で、少女から大人へ変わる気持ちそのままを歌にのせています。

詞や曲を提供する側も「キャンディーズ」を輝かせ、成長させる作品を次々と提供していました。

その中の1曲が「やさしい悪魔」だったと思っています。

使い慣れた鍵を鍵穴にさかさまに入れてしまう、ついうっかりな行為は年下だから許されます

三叉路で分かれる意味

キャンディーズらしさ満載♪振付も要チェック!

お互いに背中を向けて別れていくわけでもなく、交差点でさよならするのでもありません。

ここでわざわざ三叉路を選んだ真意を深読みしてみましょう。

当然ですが、3人グループだということは最大の理由です。

しかしこの楽曲をストーリーとしてみると少し違ってきます。

きっと2人には3つの選択肢があったのでしょう。

ひとつはこのままの暮らしを続けること。

ふたつ目はきっぱりと別れてしまうという道です。

そして最後は彼女が会社を辞め彼についていくという方法。

ひとつ目は現実から目を背けてしまうことになりますね。

3つ目の道では彼の将来を縛ることになりかねません。

結局2人が出した結論は2つ目の別れでした。

客観的な視点であれば最良の方法ですが、当事者にとっては苦しい決断だったでしょうね。

123をフランス語で

作詞・作曲は超メジャーな二人が再登板

おかしくって 涙がでそう
1(アン) 2(ドゥ) 3(トロワ) 三歩目からは
1(アン) 2(ドゥ) 3(トロワ) それぞれの道
私たち 歩いて行くんですね

歩いて行くんですね

出典: 微笑がえし/作詞:阿木燿子 作曲:樋口雄右

1977年9月リリース15枚目のシングルアン・ドゥ・トロワ」がここに出てきます。

1977年7月のコンサート中に突然の解散宣言をした後にリリースされた楽曲です。

作詞・作曲は「やさしい悪魔」を作った、喜多條忠さん&吉田拓郎さんの名コンビが再び担当しました。

『大いなる人』(おおいなるひと)は、1977年11月25日に吉田拓郎がリリースした8枚目のスタジオアルバムである。当アルバムの中で広く知られている曲はキャンディーズへの提供曲「アン・ドゥ・トロワ (ばいばいキャンディーズ)」。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/大いなる人

吉田拓郎さん自身がカバーをするくらいお気に入りの曲なんですね。ファンを公言していた吉田拓郎さん。

キャンディーズロス”を埋めるために「アン・ドゥ・トロワ」をレコーディングしたのでしょうか。

吉田拓郎さんといえば昭和を代表するフォークソングの大御所といえます。

少しぶっきらぼうなイメージで吐き捨てるように歌うその姿からは想像できないような美しい旋律です。

食べたいくらいにかわいい女の子だったことからキャンディーズと名付けられた彼女たち。

吉田拓郎さんがファンになっても当然ですね。

アン・ドゥ・トロワ♪

【キャンディーズ/微笑がえし】歌詞の意味を徹底解釈!歌詞にかつての楽曲タイトルが登場!?の画像

アン・ドゥ・トロワ 踊りましょうか
アン・ドゥ・トロワ 炎のように
人は誰でも一度だけ すべてを燃やす夜がくる
アン・ドゥ・トロワ 今がその時ためらわないで
アン・ドゥ・トロワ 今がその時ためらわないで

出典: アン・ドゥ・トロワ/作詞:喜多條忠 作曲:吉田拓郎

解散後はフツーの日常を送る女子になると宣言した3人にまずして欲しいのが、恋愛だったのでしょうか。

「アン・ドゥ・トロワ」の歌詞にはそんな思いも込められています。

プロデュースやファンとしての関係ではない、フツーのお付き合い

フツーな立場しか経験の無い一般人としては、逆に覗いてみたい人気者の世界。

常に見られている自由の無さは、オーラが無いと耐えられませんね。私にオーラ?、もちろんありません。

作詞家からのギフトでした

お返しはSMILEで

歌詞中には「春一番」「わな」「アン・ドゥ・トロワ」など、シングル曲のタイトルが随所に入れられている。これは作詞者・阿木燿子からのはなむけであったという。また歌唱時の振り付けでも「ハートのエースが出てこない」「年下の男の子」「やさしい悪魔」等が、モチーフ的に登場している。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/微笑がえし

作詞家阿木燿子さんからの最後の贈り物が歌になった「微笑がえし」。

贈り物をもらったら、それに対して物でお返しをするという日本の文化があります。

でもこの歌のお返しは『微笑』です。

解散後も3人が『笑って過ごせる日常』を送ることがお返しという、作詞家の思いやりがここにあります。

歌詞の中のには『三叉路・3ツ・三歩目』と3にちなんだワードがいます。これも3人・トリオを意識していますね。

3人で決めた解散後に進む道、別々の道を1人で歩くことになります。

“歩いて行くんですね”は、3人の決意の固さ

背中は押さなくても前に広がる道を1人で歩いていくことを信じて見送ります。

歌詞の中のにはタイトルとそれに絡めた6曲が登場しました。確認のため挙げておきます。

1.春一番 2.わな 3.ハートのエースが出てこない 4.年下の男の子 5.やさしい悪魔 6.アン・ドゥ・トロワ

もし気が付いていない曲があったらご連絡を、お礼は微笑でお返しします。