いまや「伝説」に…。
2017年、多くのファンに惜しまれながら解散したファンクバンド、カラスは真っ白。
「ファンク」というジャンルの中にいながらも、それだけではない味を持っていました。
それは圧倒的な「ポップ」感。
ヤギヌマカナさんの可愛らしいボーカルと、ゴリゴリの手数の多いバンドが融合。
全く新しい「ファンク」を実現していました。
「HIMITSUスパーク」
「HIMITSUスパーク」はメジャーデビュー後の3rdミニアルバム「HIMITSU」のタイトルチューンです。
この曲もカラスは真っ白の特徴が遺憾無く発揮された、キュート&ファンクな楽曲です。
カラスは真っ白の楽曲は、どれもどこか不思議なオーラをまとっています。
「かわいい」とか「おしゃれ」などの形容詞では表せない不思議な感覚…。
その源泉は一体どこにあるのでしょうか。
MVの魅力に大注目！
ポップ過ぎるMV！
どんだけポップなんだ…！！
カラスは真っ白が持っているポップさが限界まで表現されている傑作です。
不思議な世界観、鮮やかな色遣い、魅力的なキャラクター、深いストーリー性…。
どこをとっても完成されたMVです。
MVのストーリーを分析！
個性的な登場人物たち
それではMVを分析していきましょう。
主人公は黒縁メガネをかけて、白衣を着ている博士の女の子です。
この女の子はもちろんボーカルであるヤギヌマカナさんをモチーフにデザインされています。
ヤギヌマさんも黒縁メガネがチャームポイントですよね。
他の３匹（？）の生物たちはヤギヌマさん以外のバンドメンバーを表しています。
主人公の女の子はもちろん、どのキャラクターも個性的でかわいくデザインされていますね。
ストーリーを分析！
MVの舞台はとある研究所。
MVの中には何度もDNAの二重螺旋が登場しています。
このことから遺伝子工学の研究をしているようにも見えます。
他にも電極をつなぎ合わせて「スパーク」を起こしている様子も見られます。
研究所の中にはなにやら透明な袋状の体をした生物がいます。
その体内には数多くのハートが入っています。
女の子たちは薬を調合したり、閃きを駆使してその袋を開ける「鍵」を探しています。
調合して鍵を作って、生物に空いている鍵穴に挿しこむ。
挿すたびにハートの数は徐々に増えていきます。
最後には、その生物の体は弾けて無数のハートが研究所の中に散らばります。
女の子はそのハートをぎゅっと抱きしめて、満足そうにうっすらと微笑む。
そこでMVは終了します。
MVにはどんな意味がある？
この曲のキーワードはタイトルにもある「ひみつ」です。
ひみつというのは、隠しているもの、内緒にしているものですね。
このMVで何かを隠しているものは一体なんでしょう。
それは研究所にいる透明な生物です。
透明な生物の体内には無数のハートが隠されています。
そのハートは一体なんなのか。
どんな手触りなのか、どんな温度なのか。
好奇心に駆られた女の子はあらゆる手段を使ってそのひみつを暴こうとします。
さて、その中身とはなんなのか…。
その解答はこの記事の最後にとっておきましょう！
では、続いて歌詞の分析に入ります！
不思議な歌詞を分析！
