ジブリ作品を飾る数々の名曲をランキング付け!
【第10位】カントリー・ロード
主人公・雫が和訳したという設定になっている名曲!
第10位に輝いたのは、本名陽子さんが歌う「カントリー・ロード」です。
「耳をすませば」の主題歌として起用されています。
映画「耳をすませば」の主人公・雫は、お年頃な中学三年生。
そんな雫は友人から「Take Me Home, Country Roads」という曲の和訳を頼まれます。
そして「Take Me Home, Country Roads」を雫なりに和訳し、日本語で歌ったのがこの「カントリー・ロード」という歌です。
映画のエンディングでは、雫の声優を務めている本名陽子さんによる歌唱でこの「カントリー・ロード」が流れます。
あと、雫が想いを寄せる男子・聖司たちとともに、この歌を演奏して歌うシーンも必見です!
背中を押してくれるような歌詞に注目
カントリー・ロード
この道 ずっとゆけば
あの街に つづいてる 気がする
出典: カントリー・ロード/作詞:B.Danoff, T.Nivert, J.Denver, 鈴木麻実子, 宮崎駿 作曲:B.Danoff, T.Nivert, J.Denver,
「カントリー・ロード」は、学生の頃に歌ったという人も多いのではないでしょうか。
青春真っ盛りの掛け替えのない時間を過ごしている主人公の雫や聖司は、夢を追いかけていました。
やれるかわからない、できるかわからない、と悩む中でも進んでいく様子が描かれています。
そしてそんな彼女たちの背中を押すように「カントリー・ロード」という歌が作中に何度も流れるのです。
2〜3行目に注目すると、時間はかかるかもしれないけれど進んでいる様子がわかります。
果てしないような道のりに見えるその先を信じて前を向いているのです。
それが彼女たちの夢であり、歩いていきたい場所なのだと読み取ることができます。
【第9位】さよならの夏~コクリコ坂から~
海の光景を思い浮かべることができる美しい楽曲
第9位に輝いたのは、手嶌葵さんが歌う「さよならの夏~コクリコ坂から~」です。
「コクリコ坂から」の主題歌として起用されています。
この映画の舞台となっているのは、海の見える港町です。
映画の中には、美しい海や港町の風景がたくさん出てきます。
この歌はそんな映画の世界観を思わせるような歌詞になっているんですよ♪
優しく強い思いを感じる歌声と歌詞
わたしの愛 それはダイアリー
夕陽のなか めぐり逢えば
あなたはわたしを 抱くかしら
出典: さよならの夏〜コクリコ坂から〜/作詞:万里村ゆき子 作曲:坂田晃一
手嶌葵さんが歌い上げることによって、切なくも強い意思を感じる楽曲に。
「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」では、映画とマッチする部分がたくさんあります。
たくさんの事情を抱える若い男女が運命に立ち向かう様子。
これは映画「コクリコ坂」に出てくる男女をピックアップしたものです。
この2人はお互いに思い合っているのにもかかわらず「運命のいたずら」のような壁にぶつかってしまいます。
その中で、主人公である少女が慕っている相手に向けたような思いが上記の歌詞に表れているのです。
黄昏時である「夕陽」が見える時間。
「求めているのに届かない」というような様子が、作中の少女の思いと重なる部分です。