あの日電話が
ふいに鳴ったの
あの人と 別れてと
彼女から
出典: 悲しみがとまらない/作詞:康珍化 作曲:林哲司
主人公がもやもやした、ターニングポイントの日から数日後。
彼氏を紹介した友達から急に電話がかかってきます。
あんなに仲が良かった友達なのに、冷たい声…。
嫌な予感はこの時点ですると思いますが、発せられた言葉に主人公は耳を疑います。
それは、彼氏と別れて欲しいというお願いだったのです。
もし友達の一方的な気持ちであれば、そんなお願いはしないはず。
ここから主人公は「二股をかけられている」と気づいてしまったのでしょう。
浮気をされるだけでも相当な悲しみなのに、その相手が自分の友達。
しかも、関係を隠したり申し訳ない態度をとったりするならまだしも、高圧的に別れを要求されるなんて…。
それは絶望するしかありません。
次に彼氏に嘘をつかれる
誤解だよって あなたは笑う
だけどkissはウソのにおい
抱きしめられて 気づいたの
愛がここにないことを
出典: 悲しみがとまらない/作詞:康珍化 作曲:林哲司
2番の歌詞では、主人公が彼氏に対峙した様子が描かれています。
友達に別れてと要求されたことを彼氏に伝える主人公。
友達との関係を認めるかと思いきや、笑って彼氏は誤魔化すのです。
主人公は最初、その言葉を信じようとします。
彼氏に裏切られたなんて思いたくなくて、「友達の一方的な片思い」だと…。
そして、いつもどおり彼氏とキスをした主人公ですが、そこで目が醒めます。
やはり主人公は勘が鋭いのでしょう。
いつもの彼氏と様子が違うことに気がついたのです。
もしかしたらみなさんも経験があるかもしれませんが、浮気をしている恋人の雰囲気は分かってしまうもの。
悲しいけれど、彼の気持ちはもう友達に向いてしまっている。
だから主人公は別れを決意しました。
裏切った本人たちを責めない
すべて恋の仕業
恋はちいさな
アラシみたいに
友だちも 恋人も
奪って
出典: 悲しみがとまらない/作詞:康珍化 作曲:林哲司
この曲が、絶望を歌った失恋ソングなのにもかかわらず、何故かかっこいいのには理由があります。
それは主人公が、彼氏も友達のことも責めていないからです。
普通に考えて多くの人は、彼氏と友達が浮気をしたら怒りが爆発してしまうはず。
しかし、主人公はここの歌詞からも分かるように、全ては恋の仕業だと思うのです。
彼氏も友達も、純粋に恋をしただけ。
私を意図的に裏切ったのではなく、その恋心が私を裏切らせたのだ…と。
なんて素敵で広い心の持ち主なのでしょうか。
優しい主人公の心に聴いている方が切なくなってしまいます。
1人で悲しみに耐える
I Can't Stop The Loneliness
彼を返して
悲しみがとまらない
I Can't Stop The Loneliness
誰か救えて
悲しみがとまらない
出典: 悲しみがとまらない/作詞:康珍化 作曲:林哲司
ここまで冷静に、物分かりのいいフリをしていた主人公。
しかし、1人になると突然、絶望感が彼女を襲います。
彼氏にも友達にも裏切られた。せめて彼氏だけでも返してくれたら…。
優しい心の持ち主である主人公はそう思っては自分を責めます。
誰かに助けてほしいと願いながらも、最後まで1人で悲しみを耐え抜こうとする強い主人公。
どうか幸せになってほしいと願うばかりです。
映像をチェック!
本人バージョン
【悲しみがとまらない】の歌詞をご紹介してきました。
それでは早速、切なくて悲しくて、それでもかっこいいこの楽曲を聴いてみましょう。
残念ながら公式の映像を見つけることはできませんでしたが、下記のリンクからテレビで歌った映像をお楽しみいただけます。
ぜひチェックしてみてください!