アニメ主題歌として

杏里【CAT'S EYE】歌詞の意味を解説!目を光らせて見つめるものは?狙った獲物は逃がさない…!の画像

1980年代に発表され、人気を得たアニメ「キャッツ・アイ」。

漫画本としてだけでなく、テレビアニメや実写映画など長きに渡りシリーズ化されています。

アニメ主題歌として生まれたこの曲について、歌詞を独自に読み解いていきましょう。

大人のアニメ

美術品を盗む美人怪盗姉妹と、その恋人でもある刑事が活躍するアニメ「キャッツ・アイ」。

ストーリー展開の面白さはもちろんですが、美しい姉妹の姿は見る人を釘づけにします。

しなやかなボディを惜しげなく披露する場面に夢中になった人も多かったはずです。

アニメといえば、どちらかといえばお子様向けのイメージだったものが、こちらは大人向け

ところどころに散りばめられた寸止めのセクシーな会話。

人間同士の配慮がしっかりと描かれてる点など、大人が見ても十分に楽しめます。

怪盗と刑事というカップルの設定や、三姉妹で営む喫茶店。

ありそうで絶対にあり得ないストーリーを読み進めながら、こんな喫茶店に行ってみたいなと読者は想像したりしていました。

本格的な主題歌

そんなアニメの主題歌として生まれたこの曲。

本格派歌手として活動していた杏里が歌を担当しました。

覚えやすいメロディーに、キャッチーな歌詞をのせて。

都会的でおしゃれなこの曲は瞬く間に大人気となりました。

アニメは見ていなくても、歌は歌える、という人もいたよう。

要所要所に使われる英語歌詞が聞き取れず、耳コピで準えて鼻歌を歌っていた子どももいました。

今回は、そんなおしゃれでかっこいい「CAT'S EYE」の歌詞の世界を覗いてみましょう。

都会の中で

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都会はきらめく passion fruit
ウインクしてる every night
グラスの中の passion beat
一口だけで fall in love
甘いメロディー 風にのれば今夜
秘密めいた 扉がどこかで開くよ

出典: CAT'S EYE/作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一朗

クールなメロデイで幕開ける曲。

都会のおしゃれな風を受けて、三姉妹が出動します。

きらめく秘密の扉の先は

日本語と英単語が入り混じる歌詞。

パッションフルーツ?ってあの果物のことなのかと気になります。

パッションフルーツのパッションには「情熱」という意味はないよう。

ここでは、語呂の良さで使用されているのかそれとも、甘酸っぱい果実を都会の雰囲気に重ねているのか。

パッションフルーツは、その花が十字架に見えることから「キリストの受難」とも呼ばれます。

事情があるとはいえ、盗みを働く行為への背徳感をここで表しているのかもしれません。

都会の美しいきらめきの中、情熱を傾けながら罪の意識を飲み下す。

落ちていく先は恋かそれとも地獄なのか

犯罪をスマートにそして軽やかにこなす主人公。

その背中には、重い十字架を背負っているようです。

軽やかに

どこからともなく聞こえるクールなメロディー

ふんわりと包むような風がビルの谷間を通り抜けていきます。

アニメの主人公は、美術品専門の怪盗三人組。

美術品を専門にするということは、審美眼があり重厚な警備を乗り越えるスキルも持つはず。

美しさと聡明さ、そして強さを兼ねそろえた三人は、メロディーと風に乗って登場します。

美人姉妹は街で喫茶店を営む顔と、怪盗の二つの顔を行き来しています。

都会のビル風が強い勢いで駆け抜ける時に、姉妹は昼間の顔を脱ぎ捨て夜の姿に変身します。

猫の目のように

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見つめる Cat's Eye
magic play is dancing
緑色に光る 妖しく Cat's Eye
magic play is dancing
月明りあびて we get you
mysterious girl

出典: CAT'S EYE/作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一朗