ヒット曲満載の2ndアルバムに収録
「飲みに来ないか」は、2005年リリースのセカンドアルバム「空創クリップ」に収録されています。
他にも大ヒットした「全力少年」や銀行マンの悲哀を歌った「フィクション」など、初期のスキマスイッチの名曲が盛りだくさんです。
特に「全力少年」は、スキマスイッチがブレイクするきっかけを作った曲。
この曲の大ヒットで、スキマスイッチの知名度は一気に上がりました。
そして「飲みに来ないか」は、2007年リリースのベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」にも収録されるほど、ファンからの人気が高い曲です。
MVには田中圭が出演

ビデオクリップが制作されており、俳優の田中圭が出演している[1]。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/空創クリップ
田中圭さんとスキマスイッチといえば、大人気ドラマ「おっさんずラブ」を思い出す人も多いはず。
「飲みに来ないか」のリリースは2005年なので、「おっさんずラブ」よりずっと前にタッグを組んでいたことがわかります。
何をやっても上手くいかず、カップルを見てはため息をつき、彼女に連絡しようと思ってもためらってしまう。
MVではそんな「なかなか行動に移せない」という冴えない男性の日常を描いています。
若かりし頃のスキマスイッチや田中圭さんの演技は、もちろん最大の見どころです。
でも個人的には「折りたたみ式のガラケー」が出てくるところが、懐かしくてツボでした!
気になった人はぜひMVも観てみてくださいね。
歌詞の意味を探る
「飲みに来ないか」という曲では、ケンカしたカップルの男性側の心理をとても細かく描写しています。
その歌詞の意味について探っていきましょう。
仲直りしたいけど先に謝りたくない
彼女と大ゲンカ
言葉で汚しあい 譲り合えなかったなぁ
それはタブーだって承知の上 後片付けもせずさよなら
出典: 飲みに来ないか/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ
いつものように彼女の家に遊びに行って、どうやら大ゲンカしてしまったようです。
「彼女が料理を作ったら、彼が後片付けをする」というルールすら無視。
大したことのないルールに思えますが、カップルの間ではこんな小さなルールを守っていくことが大事です。
小さなルールをひとつずつ守ることで、お互いに信頼し、絆を深めていくもの。
しかもここではルールを破っただけではなく、そのまま家を出てしまった様子。
そうとう派手なケンカをしたことがわかります。
理性ではわかっているのに
2人会わない日々がもう10日続いてる
このままじゃダメって解る 頭では解ってんだ
出典: 飲みに来ないか/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ
あの大ゲンカから、一週間以上会っていない彼と彼女。
メールや電話で連絡をしようと思えばできるけど、あえて連絡をとっていないのでしょう。
それが少し不安になってきて、彼は「早めに仲直りしないとヤバイ」と思い始めています。
思ってはいるけど、理屈ではわかっているけど、感情が納得しない。
どう考えても自分ではなく彼女の方に非があるとしか思えず、まだ心の中では「オレは悪くない」と思っている。
頭の中の30%くらいでは「なんとかしないと」と思いつつも、心が納得しないので具体的な行動には移せないようです。