メジャー8作目の作品

ノンタイアップ曲

Eve【夜は仄か】歌詞の意味を解釈!息を吐くように吐いた嘘とは?少年が愛されたいのは誰なのかを深読みの画像

「夜は仄か」は、Eveのデジタル配信のみのシングル

「夜は仄か」は、メジャー8作品目のノンタイアップ曲です。

大ヒット曲「廻廻奇譚」をはじめアニメ作品とタイアップした曲が続いていたEve

「夜は仄か」では、コラボ作品に影響されずに作れたのではないでしょうか。

作り手の強い気持ちがそのまま綴られていると考察できます。

MVは海外クリエイターが制作

「夜は仄か」の印象的なMVは、タイの映像クリエイターであるZemが制作しました。

海外アーティストとEVのMVでのコラボは、この曲が初めてです。

Zemは楽しんでMV制作をしたとコメントしています。

不思議なコインランドリーのような場所が描かれているMVは、独特の世界観を感じる作品です。

歌詞の考察にもMVが役立つため、まだ見ていない方はこの機会にチェックしてみてください。

それでは、解釈が難しい「夜は仄か」の歌詞を独自の視点で考察していきます。

歌詞を見ていこう

生きていることに後ろ向きな主人公

今日も生きてしまったな これで何年
息を吐くように吐いた嘘は何千

出典: 夜は仄か/作詞:Eve 作曲:Eve

主人公は、積極的に生きたいとは考えていない様子です。

もう何年も悩んでいるのでしょう。

嘘をたくさんついて、何とか生活しているのかと考察できます。

息を吐くように吐いた嘘とは、生きるための嘘

もしかすると、人を騙すことでお金を稼いで生きているのかもしれません。

繰り返し嘘をついているので、すらすらと言葉も出てくると読み取れます。

しかし主人公はそんな生活には、うんざりしている様子です。

この生活には飽き飽きしている気持ちが感じられます。

無理に無理を重ねている

這い蹲って けんもほろろになって
目が回るわ

出典: 夜は仄か/作詞:Eve 作曲:Eve

この歌詞からは、頭を下げてお願いして回っている光景が目に浮かびます。

主人公は人に無理やり他人にお願いごとをして、お金やご飯をもらい何とか生きていると考察できますね。

誰にも相談できず目が回りながらも、自力で生きないといけないと思い込んでいる様子です。

もう何年もこの状態であるなら、そのうち倒れてしまうのかもしれません。

自分で望んでこの環境にいるのではないという気持ちも伝わってきます。

お金に困っている主人公

無理して動いている

そのかかとすり潰した靴でどこ行くの
蔑んだその目を閉まっておくれよ

出典: 夜は仄か/作詞:Eve 作曲:Eve

主人公は、同じ靴を長年履き続けている様子からお金に余裕がないでしょうか。

すり減った靴で、お金を稼ぎにいくのではないかと考えられます。

どこに行くのと見ている目は、主人公と共に生活をしている人だと考察しました。

後の歌詞から、主人公は少年ではないかと考えられます。

幼い少年ではなく、中高生ぐらいだと想像できるでしょう。

そのため、共に生活している人は親だと考察します。

ただ、親らしいことはしていない可能性が高いです。

満足に食事や金銭的な援助も提供していないのではないかと読み取れます。

親から強制されて、嘘をつくことで生活しているのかもしれません。

少年にとって、親が全てという時期もあったのでしょう。

しかし今は、主人公自身も碌に愛してくれない親に見られることは辛いと感じている様子です。