孤独な少年
紫煙を燻らせる染みついた部屋で一人
仄日は切なく あなたに寄り添い
出典: 夜は仄か/作詞:Eve 作曲:Eve
仄日とは、太陽が西に沈む夕方ごろのこと。
親は愛煙家の様子で、夕方にはどこかに行ってしまった様子です。
もしかすると夜に仕事をしているのかもしれませんし、子供の面倒を見ずに遊びに行ったのかもしれません。
主人公は1人で過ごすことを寂しく思いながら、あなたを思っている様子です。
あなたが誰なのかは後の歌詞から考えると、少年の恋人、もしくは片思いの相手だと考察できます。
あなたに気持ちだけでも寄り添いたいという思いが感じられる部分です。
会いたい気持ちが溢れる
なかなかあなたに会えない
今すぐに言いたい
痛い 浮ついた花心
哀 会いたい言葉が
焼き増しした記憶を辿り
出典: 夜は仄か/作詞:Eve 作曲:Eve
主人公は、あなたに簡単に会えない状態です。
親の目が厳しかったり、お金を稼いだりして忙しいのでしょう。
花心とは恋する気持ちだと解釈できます。
主人公はその気持ちを痛いや哀しいと思っている様子です。
親に虐げられる時間が長く、自分が恋しているなんてと後ろ向きなのかもしれません。
記憶を辿らないといけないほど会えていないので、どう言葉をかけていいのか悩んでいる様子です。
愛されたい
寂しい星を待って
愛されたいを知ってしまった少年
出典: 夜は仄か/作詞:Eve 作曲:Eve
少年が愛されたいのは、あなたつまり恋人だと考えられます。
星が見られる夜、親がいない間辛い思いをしていた少年。
親がいない隙をついて出かけた夜の町で、あなたに出会い恋をしたと考察できます。
あなたに出会い、愛される喜びを知ったのではないでしょうか。
もう今までの孤独な状態には、戻れない少年。
これからどうするのか気になる展開ですね。
胸に秘めた思い
結ばれない思い
夜空を見上げたなら 今踊って
さよならを謳って 希うまで
出典: 夜は仄か/作詞:Eve 作曲:Eve
少年は、あなたと夜の町で踊ったことがあるでしょう。
夜の繁華街で出会った可能性もあると読み取れます。
夜空を会えないあなたに重ねています。
ただ少年は、あなたと無理に会うことは諦めている考えている様子。
さよならという気持ちも持っています。
少年は金銭的にも困っている様子のため、もしかするとスマホを持っていない可能性が高いです。
あなたの連絡先も知らないため、直接話をできない状態にあると読み取れます。
夜空にあなたに言いたい気持ちを歌っているのでしょう。
しかし恋い焦がれ、まだ会えるという希望の気持ちはあると解釈できる歌詞です。
親のことは秘密にしている
誰にも言えない秘密があって
笑顔の裏には影があって
知らない自分を知って欲しいんじゃなくて
そうじゃなくて
出典: 夜は仄か/作詞:Eve 作曲:Eve
少年は、お金に困っていることや親に愛されていないことをあなたに隠している様子です。
会う時は、いつも無理に笑っていたのでしょう。
しかしあなたに知ってほしいのは、取り繕った自分ではないという思いが感じられます。
本当の自分ことを知っても、あなたは自分を愛してくれるのか葛藤していると読み取れますね。