夜 呼ぶ もう居ないのは随分寂しいから
呼ぶ 来ない あの昔描いた理想の終点を
出典: 月面旅行/作詞:カワノ 作曲:カワノ
では、主人公が描いていた夢とは一体何なのでしょうか。
最後に考察していきましょう。
まずここでの夢とは、もう叶わない存在です。
つまり、主人公から失われてしまったものを指します。
となると、今の主人公にないものは恋人。
恋人との生活こそが、主人公の夢だったと考えられます。
また、その夢は遠い将来の話として表現されていますね。
このことから恋人との「同棲」などが主人公の夢だと考えられます。
歌詞の途中に、このようなフレーズがありました。
誰かが他人と暮らしても
出典: 月面旅行/作詞:カワノ 作曲:カワノ
あえて主人公は他人の同棲に触れています。
人は自分に関係することがよく目に付いてしまう生き物です。
主人公が恋人との同棲や結婚を考えていたとしましょう。
すると他人の同棲が気になるのも至極当然です。
主人公は、恋人とささやかな生活を送ることを考えていたと推測できます。
傷つくことのない理想的な日々
夜 酔う もう居ないのは随分寂しいから
呼ぶ 来ない あの昔描いた理想の終点を
出典: 月面旅行/作詞:カワノ 作曲:カワノ
自分の思い描いた夢がもう叶わないことを悟っている主人公。
そしてその後に、生きることの辛さについて吐露しています。
これは落ち込んだ自分へのはげましや慰めといえるでしょう。
「何があっても、死ぬわけじゃない。」
そうやって人間はいつでも生きていきます。
「自分以外の人だってそうじゃないか。」
主人公は自分に言い聞かせます。
それでもあのまま幸せに過ごしていたなら…。
主人公は今のように悲しむことも無かったでしょう。
主人公の描いた理想の終着点とは、恋人との順風満帆な生活です。
その生活の中ではきっと誰も傷つかず、楽しく生きていけたでしょう。
後悔と虚しさが主人公を苦しめます。
それでもきっと主人公は夢のことを考えてやみません。
最後のフレーズからもそのことが読み取れます。
まとめ
椿屋四重奏【恋わずらい】歌詞の意味を解釈!何を迷っているの?操られた心と転がった恋の行方とは... - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
色気あふれるボーカルとテクニカルかつ心地よいサウンドが魅力的な椿屋四重奏。男性3人組のロックバンドでありながら、繊細な世界観がファンを虜にしています。今回はそんな彼らの【恋わずらい】という楽曲の歌詞を徹底解釈!男性目線で描かれる熱い恋は一体どのようなものなのでしょうか、是非最後までご覧ください!
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね