2018年3月、SPACE SHOWER TV主催のSPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2018にて、年間で最も優れた監督に贈られる賞「BEST VIDEO DIRECTOR」を史上最年少(2018年現在)で受賞。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/山田健人_(映像作家)

映像はだだっ広い建物の中を踊るように練り歩くヴォーカル、池貝を中心にしたもの。

楽曲に合わせて奇妙とも取れるその動きを展開していきます。

まるでミュージカルを見ているかのような気分に誘われますね。

歌詞を和訳して解釈

神々しささえも感じるような「Hypnosis」の世界観。

ここにどんな歌詞が乗せられているのかも気になってくるところですね。

ここからはそんな歌詞和訳して紹介。

その内容に迫っていきます!

主人公は化け物?

I'm a stranger
A creature apart
Heart so tender
Tame it

出典: Hypnosis/作詞:Shun Ikegai 作曲:Shun Ikegai、Miru Shinoda

僕は人間離れした化け物だ。

でも心は優しいんだ。

さあ、飼いならしてくれよ。

自分のことを化け物だと語る主人公。

入りからいきなり意味深な歌詞が展開されていますね。

「心は優しい」と言っているところから、自分が化け物だということに傷ついていることも想像できます。

You will remember
One more bite to be less alone
And what you made up
Tame it tame it

出典: Hypnosis/作詞:Shun Ikegai 作曲:Shun Ikegai、Miru Shinoda

君は覚えているはずだ。

僕が傍に居ること、そして君が僕を作ったことを。

さあ、飼いならしてよ。

自身を化け物だと言う主人公を生み出した人物に語り掛けるシーンが描かれます。

ニュアンス的には、きっと主人公は人間なのでしょう。

化け物になってしまったというのは、ここで登場する人物への強い想いから来るもの。

抑えきれないような感情を「化け物のようだ」と表しているのではないでしょうか。

存在を認めてほしい

Want me,hate me,talk about me
I don't feel alone
Want me, hate me,talk about me
I will feel alone

出典: Hypnosis/作詞:Shun Ikegai 作曲:Shun Ikegai、Miru Shinoda

僕を求めて。僕を憎んで。僕のことを話して。

そうすれば孤独を感じずにいられる。

僕を求めて。僕を憎んで。僕のことを話して。

結局僕は一人なんだ。

ここで描かれるのは、どんな感情でも良いから相手のことを近くに感じたいという主人公の心情。

その人に存在を認めてもらえていない現状が、主人公に孤独であることを感じさせます。

これ以上はない

We are one of hypnotized faces
Because we don't know we deserve more than it
You will swallow the rigor in one bite
But No longer myself

出典: Hypnosis/作詞:Shun Ikegai 作曲:Shun Ikegai、Miru Shinoda

僕たちは催眠に掛かっているんだ。

現状に満足してしまっていることが何よりの証拠。

君はそんなこと意にも介さないだろう。

しかしそれは僕も同じ。

君はもはや僕自身なんだ。

二人の距離は今より縮められるはずなのに、お互いにこれ以上の進展はないと思いこんでいることを表していますね。

相手から存在を認めてもらえるのならどんな感情でもいいと思っている主人公。

それに対する相手は、主人公が視界に入ることは今後ないと思っているのでしょう。

まるで感覚がマヒしたようなこの状態を催眠と表しているのでしょうね。

ホワイトアウトする視界

I'm a stranger
The white out to be less alone
Heart so tender
Tame it,tame it

出典: Hypnosis/作詞:Shun Ikegai 作曲:Shun Ikegai、Miru Shinoda