あなたの居場所

WOW おー フロア沸かせ
爽 湯けむり波たつ自由な姿はアヒルちゃん
WOW おー フロア沸かせ
爽 のぼせる覚悟で作るぜお前の居場所だ
昨日の嫌だったこと
今日の辛かったこと
明日に備えてさっぱり流そう
WOW おー フロア沸かせ
爽 扉の向こうでいつでもお前を待ってる

出典: スーパー銭湯~オメの湯~/作詞:オメでたい頭でなにより 作曲:324

好きなバンドやアーティストなど…。

好きなモノが一緒の人たちが集まる空間を体験した事がある方ならわかるでしょう。

そこがライブハウスであろうと、ホールであろうとアリーナ―であろうと…。

居心地の良さは他では味わえないモノがあります。

そしてそこが自分の居場所に変わります。

日常の嫌な事や辛いことを忘れ、盛り上がる姿はお風呂場に浮かせたアヒルのおもちゃの様に自由です。

そして、盛り上がって熱気が高まるとフロア全体の温度が上がり冬なんか人から湯気が立つことも。

日常の全てを忘れて無我夢中で楽しめる空間はそう多くあるわけではありません。

そしてその空間の素晴らしさを知らない方も大勢います。

「本当はあのバンドライブに行きたい、でも1人じゃ心細い」

そんな方でも一歩ライブハウスに入ってしまえばみんなが仲間なのです。

この世界、数多くのアーティストが存在します。

たくさんある中で唯一同じモノを好きになれること。

それって普通の事の様でいて、とても素晴らしい奇跡でもあるのです。

そしてそんな好きなモノが同じ、仲間であふれかえった空間こそ奇跡の塊なのです。

そのライブに行きたくても、時間が合わせれなかった方もいます。

チケットが取れなかった方もいます。

偶然が偶然を呼んで同じ空間で同じ気持ちになれる。

ライブハウスってそんな奇跡が沢山つまった場所なんです。

おっと筆者のライブ熱を語ってしまいましたが、そんな熱い気持ちを思い出させる歌詞でした。

風呂屋からフロアへ

曲の冒頭では「Go to 風呂屋」だった掛け声も、「Go to フロア」へここから変わります。

風呂屋は男女別でもフロアは男女混合!

男女の区別ないし
つまり完全混浴だし
Do it Do it でも変な気だけは起こさずに
全心 裸になれ!さぁ 心の脱衣所こちら
Do it Do it スッポンポポンポ 本気キッズ!

出典: スーパー銭湯~オメの湯~/作詞:オメでたい頭でなにより 作曲:324

フロアに男女の区別はありません。

男の人でも女の人でも出入りは自由です。

男女混合であるからこそ秩序は守らなくてはなりません。

みんなが楽しめるように!

そしてフロアでは自分の心のフィルターを無くして好きな様に楽しむ。

その心を裸にしてくれるのがアーティストないしはフロアの空気というわけです。

何処かで聴いたことがあるようなフレーズが最後にまた出てきました。

ポンキッキーズという番組が20年近く昔にやっていた掛け声です。

まだ10代の方は知らないかもしれませんね。

番組では最後あたりに「ジャカジャカジャンケン」というコーナーがありました。

そのじゃんけんが終わると番組エンディングで…。

「ポンポポンポポンキッキーズ!また見てねー!」

という締めくくりで番組が終了していた記憶があります。

その時の掛け声というわけですね。

とても懐かしい気持ちになりました。

ラップ調の歌詞

ライツ・カメラ・アクション!
刺激的悩殺Beatsをゴージャスに
決定的徹底的 溜まる毎日の垢落とす発汗
Don't stop Oh!
ヤバスギル俺らのill skill
付いてこい 他の音じゃぬる過ぎる
邦ロック? J-ロック? 知らねぇな。
考えるより感じろよ まだまだまだまだ!

出典: スーパー銭湯~オメの湯~/作詞:オメでたい頭でなにより 作曲:324

この部分の歌詞はラップ調で歌われています。

オメでたい頭でなによりが奏でるサウンドは他じゃ出せないカッコイイサウンド。

日本の音楽には様々なジャンルが存在しますが、そんなジャンルの壁は関係ない!

という事が表現されていますね。

とってもアツくてカッコイイ歌詞です。

あなたの居場所ここですよ!

WOW WOW 涙流す
爽 ボイラー壊れた あの日を絶対忘れない
WOW WOW 力合わせ
爽 1つになって みんなでフロア沸かした
汗も涙も想いも
ダクダクで騒ぎ明かそう
湯あたりするほどオレら夢中さ
WOW おー フロア沸かせ
爽 扉を開ければ いつでもオレらの居場所だ

出典: スーパー銭湯~オメの湯~/作詞:オメでたい頭でなにより 作曲:324

筆者はこの歌詞の「ボイラー壊れた」というフレーズに感動しました。

それはこの「ボイラー」という言葉だけで、銭湯を表し、更に「心」を表現しているのだと感じました。

銭湯でもボイラーが壊れたらお湯を沸かせないので死活問題です。

そして、心というボイラーが壊れたら生きていくための気力を無くしてしまいます。

そんなボイラーが壊れる程、辛くて苦しかった日々を忘れずに今を楽しむ

その様な気持ちがこの歌詞から感じとる事ができました。

何かに夢中になれること。

それは人生においてとても重要な事です。

夢中で楽しんだライブは絶対にずっといい思い出になります。

そんな夢中になれる自分の居場所を大切にそしてさらに盛り上げていきたいものです。

「スーパー銭湯~オメの湯~」の収録CD情報

おまとめ盤「オメコレクション」